第117章 家にて
「香山はこのまま容疑者と応援が来るからここで待機。タロー君達は帰ってくれて構わない。めぐみとコナンくんはちょっと待っててくれ。」
「ういっす。」
「あ!あんた達、この服返す!それから、今日はこの人は違う名前でお仕事しなきゃいけなかっただけだから!本当は喫茶店で探偵をしてる“安室透さん”だからね!」
「あぁ、なんで違う名前で呼ばれてんだろうって思ってたんすよね!今日は偽名だったんすね!」
「そうそう。だから今日のことは内緒ね!」
「大丈夫っす!姐さんと一緒にバイク乗れて最高でした!さすがの技術っすね!」
私は学ランを脱いでタローに押しつけた。
「助けてくれてありがとう。またみんなにお礼を言いにいくよ。」
「…姐さん。」
「僕からも礼を言うよ。ありがとう。」
私の横に立って、タローくんに手を出した。
タローくんも降谷さんの手を取り二人は握手をした。
「んじゃ、サツが来る前にオレ達いくっす!」
タローはニカっと笑ってジロー君と他のメンバーが待機してる場所に帰っていった。
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他の応援が来た所で、香山さんに任せて私たちは降谷さんの車のところまで戻ってきた。
「じゃあ、室外機の下にあったんだな?」
「うん!めぐみさんの録音データを元にここ割り出したんだ。風見さんが心配だったから!」
あくまで薬のことは内緒のようだ。
「…めぐみ。」
「は、はいっ!」
「結果的には助けられたからよかったが、僕に内緒でこんな行動はあまり褒められたことじゃない。」
「…すみません。」
「はぁ…、まぁ、“一般人の力”よく見させてもらったよ。助かった。」
「目、かっぴろげた?」
降谷さんとコナンくんがにやにやと笑いながらこっちを見てきた。
「本当に総長になると口が悪いな。」
「え、ただのレディースじゃないの?めぐみさん、総長だったの?」
「じゃなきゃ、あんな男たち従えさせたりしないだろ。」
「たしかに。へぇ、めぐみさんが、総長。」
「もう!にやにやするな!」
むっとして二人を睨みつけていると、降谷さんがこちらに近づいてきた。
「じゃあ、めぐみ。コナンくんを送ってきてくれるか?」
「うん。」
「その後こっちの仕事が終わったら迎えにいく。」
「…う、うん。」