第115章 公安と人
振り返ると、そこにはローラさんが立っていた。
「一体何をやってるですか、あなたたちは。」
キッと私たちを睨みつけながらローラさんはこちらに向かって歩いてきた。
「…知ってる人?」
「安室さんの部下だよ。」
コナンくんにそう言うと、大股で近づいてきて手を差し出した。
じゃあ、公安の人か。とコナンくんは小さくつぶやいた。
「全てこちらに。」
「今、見つけたことを安室さんに連絡しようとしてたんだ。」
「そんなことはどうでもいいです。何故一般市民である貴方達がこんな所にいるんですか。危ないですから早く帰りなさい。」
コナンくんは差し出された手に風見さんの物とクラッチバッグを渡した。
「あの…風見さんは?」
私は恐る恐るローラさんに聞くとローラさんは私をチラリと見た。
「貴方達は知る必要はありません。」
「でもめぐみさんの情報が無ければここを特定することは出来なかったんじゃないの?」
「それとこれとは関係ありません。公安でない人には教えられません、危険です。とりあえずこちらについてきてください。」
背筋をピンっと伸ばし、颯爽と歩き出すローラさんの後ろを私とコナンくんはついて行った。
「まったく。こんなところまで来るなんて。」
「…すみません。」
ローラさんに言われ、素直に謝るとローラさんは歩きながら私をチラッと振り返り、私の服を上から下まで定めるように見てきた。
「…そんなヤンキーみたいな格好で。」
「…ははっ。」
「そんな人が降谷さんの近くにいたなんて…。」
「降谷さんは服装で判断する人じゃないと思いますけどね。…すみません。」
ローラさんはふんっと鼻で笑った。
風見さんの車のところまで戻ると、駐車場には車が増えていた。
公安の方々の車だろう。
中には白いRX-7も停まっていた。