第115章 公安と人
「くそっ!」
携帯を見ながら、コナンくんは頭をガシガシとかきむしった。
「…?どうしたのコナンくん。」
「この辺り、再開発地区らしくって、ビルも古いのや新しいのが色々あって、地図がまだ対応してないんだ。道も入り組んでるし…。」
「…流石にどの建物に風見さんがいるかまではわからないよね…。」
「慣れてない場所で、二人だけだと時間がかかり過ぎるよっ!」
「ーー慣れてる人たちがいるってことね。」
「めぐみさん?」
「名探偵には、助手が必要ってね。ホームズだってホームレスの子たちを使ってたんでしょ?」
ぱちっとウインクをすると、私はある所に電話をかけた。
『はいっ!やっと電話かけてくれたっすね!!』
「暇だろ?ちょっと人が必要なんだ。」
『すぐいきます!何人でも!姐さん!」
「姐さん言うな。湘南の道がよくわかるやつを。バイクは必ず。」
『はいっ!どこでもいきます!』
「じゃあ、頼んだよ。タロー。いやお前ジロー?」
『タローっす!』
「ん、じゃあ、後で場所をメールする。悪いが静かに行動できるやつだけ選んで来てくれ。目立つと困るんだ。」
『りょーかいっす!警察関係っすね!』
「まぁ…うん、そうだね、」
タローは察しが良くて助かる。
電話を切るとポカンとしているコナンくんに笑いかけた。
「…だれ?」
「ちょっと前に安室さんと一緒に事件を解決したヤンキー君。信用できるよ。あーいうやつらは、バイクでいつも走ってるし、たむろってるし、道はとっても詳しい奴が多い。」
「…協力してくれるんだね。」
「うん。力になると思う。さ、コナンくんも行こう。私がバイクを出すよ。」
「…安全運転でお願いするよ。」
「まっかせて!」