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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第113章 序章


私はすぐに安室さんに電話をかけた。

ーー…どうかお願い電話に出て。


「はい。」
「安室さん、風見さんが危ないかもしれません。」
「…?何かあったのか。」
「今、風見さんから電話がかかってきたんです。話すより聞いてくれた方が早いかもしれない…会えませんか?」
「…わかった。迎えに行く。」
「ポアロの裏で待ってます。」



電話を切ると、すごく心臓がバクバクとしていた。
風見さんのことももちろんそうだが、久しぶりに降谷さんと話をしたというのもあった。


ふぅーーっと深呼吸をすると、自分を落ち着かせ、私はポアロに一度戻った。


「梓さん!本当にごめん!さっきの電話の人のことを警察に届けてくる!」
「え!?めぐみちゃんの新しい彼氏じゃないの!?」
「違うよ!また詳しく話すね!あとお願いしていい?」
「大丈夫。いってらっしゃい!」


バックヤードに顔を出してくれた梓さんに手を振り、荷物をまとめると私はポアロの裏で降谷さんの到着を待った。




しばらくすると、猛スピードの白い車がやってきたので、私はすぐに助手席に乗り込んだ。

「すみません、来ていただいて。」
「いや、それで?」
「これを聞いてください。」

すぐに車を発進させた降谷さん。
スーツ姿で、どうやら今は公安として仕事をしていたらしい。


梓さんに送ってもらった録音した会話を車の中で流した。


「最初電話があって、呼び捨てで様子が変だったから録音してもう一度話をしてもらったんです。」
「…誘拐された可能性があるな。」
「…っ!…でもなんで私に…」
「警察だとはまだバレていないのかもしれない。公安だとバレては困る状況で、犯人に誘拐を悟られないよう誰かに電話をするよう強要されたーーー。」


あの電話だけでそれだけ推理していく降谷さん。


「確実に僕に連絡がいく公安でも警察関係者でもない知り合い。それで、めぐみに電話をしたんだろう。」
「…風見さんっ。」


グッとアクセルを踏み込む降谷さんの顔はいつも以上に真剣だった。
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