第113章 序章
朝食を食べ終わり、片付けをしていると早速玄関が開けられた。
きっとコナンくんだろう。
「おはよう!赤井さんも知ってるって!?」
「はは、コナンくん落ち着いて。」
「やぁ、坊や。」
私たちはリビングのソファに座った。
「赤井さんたらFBIの権力使って私の素性を調べたんだって。調べたらこの街から消えてやるって言ったのに。」
「じゃあ、めぐみさんがどこか違う世界線なのかパラレルワールドなのか異世界なのかわかんないけど、変なところから来たってことは知ってるんだね。」
…変なところ。
「あぁ。」
「今僕たちめぐみさんが飲んだって言う薬を作ってる組織を探してるんだ。だから…FBIで…。」
「俺以外の捜査官が捜査している可能性があるから、資料があるか見ておこう。」
「ありがとう。」
「その薬でまた帰られるのどうかを調べるんだな。」
「そう。」
すごい、どんどん二人で話を進めてくれてる。
私は口出しせず、じっと二人の会話を聞いた。
「めぐみ。」
「はいっ!」
急に話しかけられ、驚いてしまった。
「帰りたいか?」
赤井さんに聞かれ、私は悩んだ。
「帰りたいのかどうかは正直今も悩んでるんです。大切な人はこっちにも沢山いるけど…、組織に狙われたりとか生きるにはとても不自由だし。今はとりあえず、薬の正体をしって、その薬で帰ることができるのか、それともある日突然消えてしまうのか。それを知りたいんです。」
「わかった。」
あれから話は意外とすぐに終わった。
二人がどんどん進めてくれたおかげだ。
赤井さんは独自のルートで薬を作ってる組織が存在するのか調べてくれるみたいだ。
コナンくんは私の血液とか採ってみて、こちらの人間と同じ作りなのかみてみたいって。
たぶん、哀ちゃんが調べてくれるんだろう。
「まぁ、多分一緒だとは思うけどね!念のため。」
って。コナンくんに言われた。