第10章 パーティー
コナンくんが実は会場にいたと聞いて見渡したが、見当たらない。これだけ広くて人多いから、出会わなかっただけか…。
「めぐみさんはどうされますか?一応パーティーは深夜まで続くようですけど。」
「うーん、私はもう少しいようかな。」
コナンくんと一緒にいたら、事件フラグピーーーンだから。
それにこれだけ華やかに過ごすのはまた当分無いだろう。
今日の夜くらい…。
「あ、コナンくんいた!じゃあ、私はこれで帰りますね!めぐみさん、本当にありがとうございました!」
「こちらこそ、楽しく時間をありがとう。気をつけてね。」
蘭ちゃんを、玄関ホールまで送ろうと、ついていくと、コナンくんがいた。
「こんばんは。」
コナンくんに挨拶すると、誰?って感じで見てきた。
「コナンくん、ポアロの店員さんだよ。」
「え。全然雰囲気ちがうから一瞬わかんなかったよー!」
「じゃあ、コナンくん、帰ろっか。パートナーさんは一緒じゃないの?」
「うん、もう少しお酒飲んで帰るってー!」
蘭ちゃんと手を繋いで帰っていく、2人に手を振って、私は化粧直しの為にトイレに向かった。
よし。蘭ちゃんもコナンくんも無事帰宅したので、今度こそ何も事件は起こらないだろう。
お化粧を直して、再びホールに戻ると、時間も時間なだけあって、若い人が減り、大人の雰囲気になっていた。
お酒でも、飲もうかなっとボーイを探していたら、目の前にグラスがきた。
「?」
グラスを持つ男性を見ると、190近い高身長のイケメン。
か、かっこいい…!
「よろしければ、一緒に飲みませんか?」
「はい。喜んで。」
声もとっても素敵!
グラスを受け取り、男性の横を歩く。大きな窓際で夜風を感じながら、飲むお酒は今日一番美味しかった。
「先程から、ずっと話しかけるタイミングを計っていたんですよ。」
「そうだったんですか?ありがとうございます。」
今日、何人かに話しかけられたけど、こんなにドキドキすることはなかった。
それほどにこの人がかっこよかったのだ。
「お互いパートナーは帰ったことですし、後で一緒に踊っていただけますか?」
「私のパートナーが帰ったことをご存知なんですか?」
「言ったでしょう?ずっと見ていた。と。」
私の手を取り、手袋越しに手の甲へと唇を落とした。
かぁーっと頬に熱がこもるのがわかった。
