第108章 腕まくら
スキンを素早く付けると、立ったままの降谷さんは私のナカに自身を埋めて行った。
「いつもより濡れてて、きゅうきゅう締めてくる…っ」
「…んっ…」
「めぐみ……入った。」
奥まで入れると、一度止まって、降谷さんは私の頭を撫でてくれた。
「…っ…はぁはぁ…」
頭を撫でたり、耳を触ったり、先程つけたシルシに指を這わせたり…
降谷さんは直ぐには動かず、優しく私を見つめ続けた。
「…今日…まだキスしてくれてない…」
「ん?そうだな。フレンチキスはまだしてないな。」
ーーー…私が赤井さんとしたから…?
「…謝っても泣いても許しを乞うても許さないって言ったけど、……本当はそんなに怒ってないんだ。怒ってはないんだが…。」
降谷さんは私の頬を撫で、親指で私の下唇に触れた。
「初めは、ただ目で追うだけだった。怪我をして温かい手で触れられ、もっと君に触れたくなった。ほかの男がチラついて腹が立ったり、焦ってしまったり…僕らしくないと自分でも思う。」
「…降谷さん?」
「立場的に隠さなきゃいけない身分がバレた時も、巻き込むべきじゃない事件に巻き込んでしまった時も、めぐみならとつい甘えていた。」
「そばにいればいるほど、顔を見れば見るほど、キスをすればするほど、体を重ねれば重ねるほどどんどんめぐみが大切になるんだ…。」
ぐじゅっと降谷さんが動き始めた。
「んっ…」
いつもよりゆっくり優しく動き始めた降谷さん。
「めぐみっ…」
「ふる……零…さん。」
打ち付ける強さがどんどんと強くなる。
汗をかき、少し顔を歪める零さんの頬に手を伸ばした。
零さんは私を強く抱きしめ、激しく突き上げた。
「あっ…あぁ…っ」
「…くっ…もうすぐ…」
「ああっ!…はげ…し…んんーーっ」
「めぐみ…っ」
スキン越しに出し切ると、またさっきのように優しく頭を撫で始めた。
「おいで。ベッド行こう。」
私を優しく抱き上げるとすぐそこのベッドまで運んでくれた。
ーー…凄く優しくて逆に戸惑ってしまう。