第108章 腕まくら
降谷さんは約束どおり、腕まくらをしてくれた。
筋肉質の温かい降谷さんの腕に頭を預け、手のひらは胸板に置いていた。
降谷さんの心臓の音が聞こえて、心地よかった。
ふと、顔を上げると降谷さんはじっと天井を見つめていた。
「…降谷さん?」
「ーーっ、あぁ、ごめん。考えごとしてた。」
「事件のこと?邪魔なら帰るよ?」
「いや…今日はいて。」
腕枕をしていた方の腕で引き寄せられ、私は降谷さんの胸に頬を寄せた。
頭にちゅっとキスをしてくれる。
あたたかくて…心地よくて…いつまでもそうしていたいと思った。