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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第108章 腕まくら


なんかムカついて、私は降谷さんのボーダーの服の裾をぐっと引っ張った。

チラリと見えた脇腹。

そのには包帯が巻かれていること気がついた。


「…怪我してるじゃないですか。ごめん痛かった?」
「いや、大したことない。大袈裟にしすぎなんだよ。」


ーー…そう言えば最近私降谷さんの手当てをした覚えがない。
前もポアロで既に包帯が巻かれた状態だった。
以前はしょっちゅう怪我してきて、それを私が手当てしていたのに。

「…病院行ってきたんですか?包帯、上手ですね。」
「いや、部下がしてくれた。」
「…そう。」

…部下。






『“あの人”が振り回されてるんです。わきまえてください。』



「“あの人”……っ!」
「ん?」

降谷さんのことを“あの人”の呼ぶ女性。

「どうしたさっきから。」
「脱いでくださいっ!」
「はっ?」
「何がわきまえろだ!うるせぇな!」
「お、おい、どうした。」
「人を見下したような目をして……はっ!あの人!!」

思い出した…っ!

ショッピングモールでぶつかって、鼻で笑ってきた女性だっ!

あの時から私のことを知ってて私が降谷さんにふさわしい女か見てたんだなっ!





「脱いで!降谷さんっ!!」
「ボーダー嫌いなのか?」
「今そんな天然いらないからっ!」
「さっきから何を言ってるんだ。『わきまえろ』って誰に言われたんだ。」
「……。別に。」
「何を急にそんなに怒ってる。脱いでもいいが、脱いだらやることは一つしかなくなるぞ?」
「別に。」
「…はぁ。」


一方的に品定めみたいにされて、不愉快だっ!




「ご飯あと。…脱いで。」
「わかったわかった。」


ボーダーを脱いだ降谷さんの腰に怪我を避けながら抱きついた。


降谷さんにふさわしいかふさわしくないか、決めるのは降谷さんだ。

『ふっ』と鼻で笑いながら見下ろされたあの顔を思い出して、私は抱きしめるの力を強めた。
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