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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第108章 腕まくら


「安室さんが…ボーダーの服なんて珍しいですね。」
「ん?そうか?確かにこれは新しいやつだな。」

ーー…最近黒いポロシャツを着たり、以前よりオシャレ度が上がった気がする。

「おしゃれですね。」
「伝えておくよ。」


…それは風見さんに?

以前私が警視庁の医務室のような部屋で一日過ごした時、一人の捜査員の女性の方が着替えを持ってきてくれた。
その大きな紙袋の中に確かこのボーダーの服があったはずだ。

わざと紙袋を私の目に見えるところに広げて見せたのこのためか…!



『上司の服を買いに行くついでです』って言っていたあの女性。


ーー…降谷さんのことだったんだ。


「めぐみ?」
「っ、あ、ごめん。なんでもない。」


降谷さんはわたしの腰に手を回したまま、優しく微笑んだ。

「夕食。何食べたい?」
「うーん、なんだろ。私ずっと座ってたからあんまりお腹すいてないから…降谷さんの好きな食べ物とかは?」
「じゃあ、和食だな。」

…やっぱり和食が好きなんだ。


「卵焼き食べたいな。」
「出汁?」
「うん。大根ある?」
「小さいのがあるはず。おろすか?」
「うんそのくらいなら私もやる。」

一緒に作ろ?っていうと、降谷さんは少し考えていた。

そして、食卓の椅子を私の近くにおいてくれた。


「本当なら足が痛いから座ってろって言いたいところだけど。休憩しながら一緒にやろうか。」
「うん。」
「今回のことで何でも止めて守るんじゃなくて、一緒に戦ってあげてって梓さんに言われたからな。」
「そうだったの?」
「まぁ、もっと違う言い方だったけど、それもありだなって思ったよ。」


私は嬉しくなって降谷さんの腰に抱きついた。
また目の前にボーダーが広がって、私はむっとして、降谷さんをついぐっと押し返した。


「…なんだ。そっちからきたくせに。」
「別に。服着替える?」
「何でだよ。そのまま作ろう。」
「…。」

じっと服を見つめる。

「どうした?なんか怒ってるのか?」
「怒ってないです。」



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