第10章 パーティー
「らーんっ!やっほー!さっきぶりー!」
「お久しぶりです、蘭さん。」
部屋から出てきた、園子ちゃんと京極さん。
二人ともドレスアップしていて、とても素敵だ。
「園子ちゃん、今日はお母様がおめでとうございます。あと、お招きありがとう。」
「こちらこそ、来てくれてありがとう……って、えええ?めぐみさん!?マジ!?」
京極さんの腕を取り前のめりになって、私を上から下までみる園子ちゃん。
「今日くらい羽目を外して楽しもうと思って。どうかな、こんなステキな場所始めてだから…緊張しちゃうな。」
「おっどろきー!髪型と化粧でこんなに綺麗になるのねー!羽目外すなら、イケメンの男たちも色々呼んだから、楽しんじゃってー」
ヒヒヒーと、笑う園子ちゃん。
羽目をはずすって、男遊びするってわけではないんだけどな…。
「園子さんはいけませんよ!そんな!」
「私がするはずないじゃない!」
二人して顔を真っ赤にしする、京極&園子。
素敵なカップルだなぁ…羨ましい。
「お母様にお祝いを言いたいのだけれど。」
「あー、いい!いい!誕生日って名目なだけで、パーティー開きたいだけだから、気にせず食べて遊んで、踊っちゃってー!生演奏もきてるから!」
き、貴族っ!
ダンスもあるのかー、流石だなぁ…。
「さ、行きましょ。」
腕を絡めたまま、巨大な扉の奥に入っていくお嬢様たち。
蘭ちゃんがちらりとこちらをみた。
「蘭ちゃんも園子ちゃんと行っておいでー。
私はとりあえず、料理を楽しむから。」
蘭ちゃんのことだから、私が一人になるって気にしてるんだろうけど、一人でも全然平気だ。楽しみで仕方ない。
「ありがとうございます。行ってきます!」
「もし、京極さんと園子ちゃんが踊って、踊る人いなかったら私と踊りましょう。男役やってあげるよ」
「ふふ、その時はお願いします。」
「じゃあ楽しんでね。」
「はい!」
やっぱり高校生だな。
嬉しそうに園子ちゃんを追いかけて会場へと走っていった。