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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第105章 庇う


____足が痛い。



チクっとする。
足の裏が激痛だ。




「うっ……」
「めぐみ…。」

痛みにうっすらと目を開けると、降谷さんがこちらを見下ろしていた。



「ふる…あ、バーボン…?」
「いや、帰ってきたよ。」


白く狭いベッドに横になっていた。


知らない場所だ。




ふと自分の手を見ると、降谷さんが握っていた。

「…っ!」
「やっと目を開けた。心配した…」


ぎゅっと私の手を握り降谷さんは自分のおでこに当てた。

「あ…あの…」


照れる。

なんでこんな状況になったのかよくわからない。覚えてない。



ベッドの横の椅子に座っている降谷さんは私の手の甲に、ちゅっとキスをした。

「僕を庇ったりするから…」
「えっ。」
「死んだかと思った。」


「えっ、あ。そうか。」

キャサリンが注射器でバーボンを攻撃しようとしたから。


「二度とあんな真似しないでくれ。」
「…何の薬だったの?」

「即効性の筋弛緩薬だ、かなり強力な。」
「きん…?」
「筋肉の機能を失わせる薬だ。ただそれだけだから命に別状はない。たが、かなり強力だから、すこし身体がしばらくだるいと思う。」
「それくらいなら平気。」

にへらっと笑うと、ぎゅーーーっと手を握り締められた。


「いったたたっ!ちょっ!握力!」

「もう…本当に…君は…、鬼頭の部屋に入った時、服が破られ下着が丸見えの状態で大男に捕まってるし、かと思ったら、僕を庇って薬を打たれて気を失うし…、どんな思いで…」
「ご、ごめん。」

「いいさ、許すと僕も言ったから。」

そうだ、気を失う寸前全部許すって言ってくれた。

「よかった、許してもらえて。」
「まぁ、赤井のところに行ったことと、キスしたことを許すとはいってないがな。」

ワントーン低い声で、ベッドの横から見下ろされた。

「へっ……いった!!!」


あまりの足裏の激痛に私は降谷さんの手を握り返した。

ーー何っ!?

なんで、こんな痛いの!
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