第104章 共闘
「女は本当に馬鹿だ。」
「…っ、はぁはぁ。」
「お金をやると言えば,ホイホイついてくる。」
「…。」
「キャバクラで馬鹿みたいに派手に着飾って、男に尻尾をふり、お金を欲しがる。」
「…。」
「餌をちらつかせたら、足を開いて、喘ぎ声を上げる。本当に馬鹿な生きものだよ女は。」
ギリっと奥歯を噛み締めた。
「なんの…ために…」
「ん?」
「どっちが馬鹿だ!クソ野郎!!ちょっと足出して笑っただけで、ほいほい酒を頼んで、鼻の下伸ばしやがって!どっちが馬鹿だよ!!動画もソープもキャバクラも!自分の意思で!プライド持って働いてる立派な人だっている!それを…お前は…!利用して肥やしにしてるんだろうが!お前が…!1番…!馬鹿な生きものだろうがぁ!」
私は怒りに任せて、ライトを鬼頭に向かって振り回した。
「お前のせいで泣いてる人がいる!」
「ぐぎゃっ!!」
ガンっと鬼頭の脇腹にライトの棒が当たった。
「お前のせいで!子供がずっと…!待ってんだ!!」
鬼頭の顔面を裸足の足裏で蹴飛ばした。
「がっ!」
もう一発蹴飛ばしてやろうとしたら、男に後ろから手を取られ止められてしまった。
彼らはただのAV男優だからか、どうしていいのかわからないようで、ただ私を止めることしかしなかった。
「くっ、はなせっ!鬼頭ぶっ殺してやる!!」
がん!!と、開けられた扉の向こうに、キャップを被り直すバーボンとその後ろに隠れるキャサリンがいた。
「それは言い過ぎですよ、めぐみさん。」
「バーボンさん!」
「遅くなってすみません。意外と人が多くて…弾を使い果たしてしまいましたよ。」
バーボンさんは持っていた銃をしまい、ファイティングポーズをとった。
鼻血を出して涙目の鬼頭はバーボンの登場に目を見開いた。
「…バーボン!?まさか…組織の!?」
「よくもうちの取引の邪魔をしてくれましたね。覚悟はできてますね?」
鬼頭は汗をかき、焦り始め後ずさった。