第104章 共闘
耳元でバーボンの吐息が聞こえる。
狭いロッカーでこんなにひっついてるから暑くて少し汗ばんできた。
「めぐみ…。」
「…っ」
耳元で囁かれ私はぎゅっと力が入った。
バーボンのほうをみると、すごく切なく…優しい目でこちらをみていた。
「心配しました。」
「…ごめんなさい。私…」
「反省は後です。めぐみさんのおかげで女性達の場所がわかりました。」
あ、そうか探偵バッチで赤井さんだけじゃなくバーボンも聞いていたのか。
「あとはバーボンとして、僕がここを潰します。2日後に組織が来る前に。」
そうすれば僕の手柄になりますからね。と、バーボンはニヤリと笑った。
「バーボンさん…」
「めぐみ…無事でよかった。」
耳元でポツリと囁かれた声。
降谷さんだ。
私はすりっとバーボンの肩の辺りに頬を寄せた。
「嘘ついて、裏切って,逃げて…ごめんなさい。…ごめん…な…っさ…」
ポロポロと涙が出て、私はバーボンの服を握りしめた。
「もういいですよ。」
「…会いたかった…」
「…。」
「会いたくて会いたくて…仕方なかった…」
「…っ」
ぐっと腕の力が強まり、狭いロッカーの中で頬と頬がひっつくほど私は強く抱きしめられた。
少し遠くて物音がする。
部屋を一つ一つ調べて行っているようだった。
ロッカーの中まで見ていくだろうか。
私たちはじっと静かにひっついていた。
「隣の隣の部屋ですかね。」
「…わたしにはわからないです。」
すると、バーボンは私の足の間に膝をぐっと割り込ませてきた。
「…っ?」
「こんなに近くにめぐみさんが…」
「…ちょっ」
「しーー、もう少し声量落として。」
バーボンは太ももをぐりっと私に押し付けてきた。
ーーー…私の気持ちいいところに。
「…っ」