第100章 赤井さん
メールを見てぎゅっと胸が締め付けられた。
もう、3日後に鬼頭に会うんだと、だから協力してくれないか。と
伝えた方がいいのではないかとさえ思った。
ーー…でも降谷さんならきっと止める。
危険だからやめろって。
だから、全てを終わらせて、全力で謝ろう。
携帯を握りしめ、ダイニングテーブルに座っていると目の前に座るコナンくんが話しかけてきた。
「バーボンを知ってるってことは、その組織のことも知ってるってこと?」
「バーボンさんに会ったのは昨日が初めて…だと思う。」
「だと思う?」
「以前、夜に撃たれて怪我をした安室さんを車に乗せたことあるの、その時の撃ってきた人が『バーボン』って呼んでたの。…知らないふりをしたけど。だから、ちゃんと話をしたのは昨日が初めて。」
「バーボン以外にあった?」
「…。」
コルンやジンにあったとコナンくんに言ってもいいのだろうか。
コナンくんのことだから、僕もいく!って言いそうだけれど…。
「ほら。」
コトリと目の前に置かれたカレーライス。
「ありがとう。私お水準備してくる。赤井さんコップ教えて。」
「…?あぁ。」
キッチンに赤井さんと立ち、背の高い彼を見上げた。
「あの…赤井さん。」
赤井さんに話しかけようとしたら、指先で私の口元を押さえた。
「…?」
着ている赤井さんの服の袖をゴソゴソと漁り出した。
「ちょっ…!赤井さっ!……やっ」
腰のあたりを軽く撫でられ、私は赤井さんの肩を押した。
「何を感じてるんだ。…これだ。」
「…っ!?」
赤井さんの指先には白いシールみたいな…なんだろう。
するの、それをパキッと壊した。
「坊やだな。全く油断も隙もない。」
「えっ?なに?」
「盗聴器だ。」
「はぁ!?こんなに近いのに!?」
「あの子そういう子だ。…それで、何を聞かれた。」
私の腰から手を離し、コップを出しながら赤井さんが言った。
「バーボン以外に誰か組織のメンバーに会ったか?って。私、なんて答えていいのかわからなくて。コナンくんをできれば巻き込みたくないです。」
「そうだな。特にジンのことは黙っておいた方がいい。坊やは組織のことになると見境無く首を突っ込むからな。」
「わかった…黙っておくね。」