第100章 赤井さん
3人でダイニングテーブルで、赤井さんが作ったカレーを食べる……。
不思議な感じがした。
「赤井さんのカレーすごく美味しいです。そういえば料理してるって前沖矢さんの時言ってましたね。」
「あぁ、習ったんだ。」
「へぇー!すごく美味しいっ!久しぶりにカレー食べた気がします。」
一人暮らしだとあまりカレーは作ってなかった。
少し辛めのカレーがいい刺激で美味しかった。
「ねぇ、そんなことより、めぐみさん!バーボン以外には会ったの!?」
コナンくんもカレーを食べながら私をじとりと見てきた。
「ううん、バーボンだけ。」
「じゃあ、安室さんなら逃げる必要ないよね!?」
何と説明したらいいのかわからなくて、私はチラリとコナンくんの横に座る赤井さんを見た。
「バーボンの今回の組織内での目的と、彼女の目的が被ってるんだ。下手したら組織と鉢合うかもしれん。だから、バーボンというより公安の降谷くんから逃げてるんだ。」
「そんなの、僕だって止めるよ!危険すぎる!」
「だから俺がいる。」
「でもっ!」
コナンくんがテーブルに手をつき、大声を出した。
「大丈夫だ。手は打った。」
…いつの間に。
「…僕に何かできることない?」
「そうだな。しばらく彼女をここにかくまってもらいたいのと。」
「…と?」
「女性ものの服を買ってきてもらえるか。」
あ。
たしかにいつまでも赤井さんの服を着ているわけにも行かないだろう。
「うん、それはいいけど。でも僕もめぐみさんの服なんて買ってるところ公安の誰かに見られたらバレるからさ、灰原にでも頼んどくよ。」
「助かる。」
「ありがとう。私もあとで哀ちゃんにお礼言わなきゃ。」
「めぐみさん、新一にいちゃんに許可とったよ。ベッド使っていいから。」
「新一くんのベッド借りていいの?私はべつにソファでも構わないよ。」
「寝るだけなら全然気にしないって。」
「ありがとう…じゃあ、お借りしますって伝えといてくれる?」
「別に俺と一緒のベッドでも構わんが。」
ぶっ!
急に赤井さんがそんなこと言うもんだから、コナンくんが飲んでいたお水を吹き出した。