第100章 赤井さん
カーテンの隙間からの明かりで目を覚ました。
……どのくらい寝たのだろうか。
自宅にはない柔らかいマットレスにふわふわのお布団に気持ちよくなり、私は寝返りをうって再び布団にくるまった。
「ーー…そうだ。ここ。赤井さんのだ。」
あまりに気持ちよく、久しぶりの長時間睡眠だったため、シャワーを浴びて死んだように眠ってしまった。
服は赤井さんの長い服を借りた。
…憧れの彼シャツを赤井さんでしてしまうとは。
…何時だろう。
このままの格好でキッチンに行くわけにはいかないから、キャバドレスに着る前に履いていたスキニーのジーンズをとりあえずはいた。
顔を洗い、キッチンを覗くと赤井さんとコナンくんがいた。
今日は休日だったのか。
「おはようございます。すみません…たくさん寝ちゃった。」
「かまわん。昨日より顔色がいい。」
…昨日私、顔色悪かったんだ。
「もうすぐ昼だからお昼ごはんを用意しよう。昨日のカレーだが。食べるか?」
「ありがとう。いただきます。」
「坊やは?」
「じゃあ、僕ももらう!」
手伝おうと彼の後についていったが、赤井さんはこちらを見てダイニングを指差した。
「まだ君は座ってろ。水分を忘れないように。」
「…はい。」
私はお言葉に甘えて、ダイニングに座った。
「あ、こんにちは。コナンくん。」
「こんにちは。」
向かい合って座る。
「色々聞いた?」
「ううん、そんなに聞いてない。ただ、バーボンからちょっと逃げないといけない事情があるからここに隠れたいってのは聞いたよ。」
「あはは。」
テーブルに肘をついてこちらをじっと見てる。
「ところで…安室さんから何度も着信あったんだけど…めぐみさん携帯は?」
「あっ。」