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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第100章 赤井さん


私は疲れてぼうっとコーヒーを眺めた。

胃が痛くて全部飲めそうにない。


なんだか急に目が回ってきた気がする。




「めぐみ。今日は俺のベッドを使え。」
「…へ?」
「客間はすでに俺が使ってるし、家主のベッドを勝手に使うわけにもいかないだろう。明日、家主に聞いておくから今日は俺のベッドを使え。」
「赤井さんは?」
「少しやることがある。だから、ベッドはめぐみが使えばいい。」


…男性の部屋の男性のベッド…?




『男の家には…泊まりに行くな。頼むから。』


以前、温泉旅行に行った時に降谷さんに言われた言葉を思い出した。
いやでも、今回は不可抗力だし…
一緒に寝るわけじゃない。


それに…ずっとお昼と夜の仕事でちょっと疲れちゃった。


「…お言葉に甘えてもいいですか?」

「あぁ。案内しよう。」



私は椅子から立ち上がろうとした。


しかし、足に力が入らず、その場に崩れそうになった。



「おっと。」
「すみませ…っ!」

「相当きてるな。」
「安心したからかな…自分でもびっくり。はは。」



床に手をつく瞬間赤井さんが手を差し伸べてくれた。

その腕にぐっと縋り付くように立ち上がった。



「無理して笑わなくていい。」
「……別に無理は…」
「めぐみ。」
「…っ。」



「彼からこうやって逃げる事にまだ迷ってるんだろう。」









裏切ってるみたいだった。

嘘をついて、潜入してる彼の邪魔をしてーー…。




赤井さんの顔が見れなくて、私は下を見た。
涙が床に落ちてしまった。





「それでも……今も苦しんでる女性たちすぐにでも助けたい…!」

「…わかった。君に協力しよう。」





涙を流す私の肩を赤井さんはそっと引き寄せた。







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