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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第99章 バーボン【その2】


「それで、組織はこの鬼頭という男が邪魔なんですね。五日後の20時にここに書かれた住所に現れる。と。」
「てめぇはこいつのバックに何がいるのか調べろ。毎日開店と同時に来るらしい。」


バーボンは胸ポケットに名刺をしまった。

「三日もあれば全て調べ上げられますよ。お釣りが出るくらいに。」

ジンはそれを聞くと、立ち上がりお店を出ていくようだった。

私も立ち上がり、「ありがとうございました。」と、カーテンから出て行くジンに頭を下げた。








「ユメ、ジン苦手。」
「いえ、苦手だなんて…緊張はします。」

ジンが出て行ったので、私は再びソファに腰掛けた。


「ケビンさんもう一杯飲む?」
「いや、すぐ帰る。」

…帰るの?あの…出来れば帰ってほしくない。
まだどうやって右隣の鬼から逃げるか考えがまとまってない。

こんな、横の公安が怖いから黒の組織のメンバーにそばにいてほしいなんて普通ありえないのだけれど。




「僕はこの方から少し話を聞きたいので、残りますね。」


ひっ!!

「ユメ、俺の指名だ。横取りしないように。」


ひぃっ!!


「へぇ、コルンのーー…。」

チラリと横目で私を見るバーボン。


「バーボン。顔いい。すぐ女取る。」
「人聞き悪いですね。僕は気に入った女性しか抱かないタイプですよ。」
「どうでもいい。ユメはだめ。」
「わかりましたよ。話を聞くだけです。ね?ユメ…さんでしたっけ?」
「…は、はい。」
「すこーし、お話聞かせてくださいね?」
「…はい……少し…なら。」


バーボンの方は見ることができず、私は自分の膝を見つめながら観念したように返事をした。

横のケビンさんはスマホを取り出し何かを確認すると立ち上がった。

「キャンティ呼んでる。帰る。バーボン,ここ払っといて。」
「…飲んでないのですがね。わかりましたよ。」


カーテンから出て行ったケビンさんに頭を下げ、私は後ろを振り向けず、カーテンの出入り口の方をじっと見つめていた。

ーー…どうしよう。動けない。




「さて。」


後ろに座っているだろうバーボンの声が聞こえ、私は分かりやすく肩が跳ねた。



「ユメ…さん?お話をしましょうか。」


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