第98章 遭遇
ふぁぁぁぁー。
「めぐみちゃん、平気?昨日も行ってたんだよね?」
大あくびをパソコンの前でやってるところを、梓さんに見られてしまった。
「ん?まだ一週間だし平気だよ。でも、流石にこれが続くと寝不足になっちゃうなー!」
日中はポアロ、夜はキャバクラ生活が続いてる。
そろそろ身体に変化が現れてきた。
「私シフトいくらでも変わるからね!」
「うん、安室さんに不審がられないように、さりげなく時間減らしたりしてるよ。たくさんシフト入ってくれてありがとう。」
「そんなの全然だよ!…お店は平気?」
「うん、今のところ先輩やボーイさんは普通の人っぽいなーって思ってる。だから、よくくるお客さんを最近は調べてるよ。」
「…そっか。無理しないでねめぐみちゃん。」
「してないよ。ありがとう。ふふ、意外とおじさんたちと話すの面白いよ。ベタベタ触られるけど。」
安室さんとのシフトも一緒になることも少し減らした。
寝不足の顔だとかちょっとしか変化できっとバレると思ったから。
だからといって、ずっと別々のシフトっていうのも不審がられてしまう。
「めぐみちゃんはパソコンのところで座ってて!なんならソファで寝てもいいからね!私一人でぜんぜんお店は回せるから。」
「ありがとう。甘えさせてもらう。」
「私がめぐみちゃんに甘えてるんだよ。だから気にしないで。」
私たちは微笑み合うと、私は言葉に甘えてパソコンの席に座ってのんびりと仕事をさせてもらった。
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「こんばんは、ケビンさん。今日もご指名ありがとう。」
「会いたかった。」
言葉が増えてきて、たまにドキッとするようなことも言うようになった。
会いたかったって昨日もあったじゃないか。
今日はこの警戒心の強い彼から何か聞き出せないだろうかと、様子をうかがうことにした。
勝負を仕掛けようと、私はかなり大胆なドレスを着た。
胸の谷間はもちろんのこと、その谷間からジップが飾りでついているフロントジップタイプ。
肩から二の腕は総レースで、透け感アップにしてあり、タイトなかなりのミニスカートでこれもサイドがレースになっている。
首元もレースのチョーカーをつけた。
ケビンさんが好みそうな全身黒と白だけでまとめたシックでセクシーな服だ。