第92章 休暇 3 【食事お風呂編】
向かい合ってそんなに広くないヒノキのお風呂に座ってるーー…。
私は体操座りで膝を立ててこじんまりと端っこに寄った。
安室さんはタオルを気にせず湯船に浸けて顔を拭いたりして気持ちよさそうにしていた。
露天風呂だから顔がひんやりと涼しい。
「なぁ、こっちおいで。」
「…。」
「めぐみー。」
「…えっちなことしない?」
「なんで?」
「だって、お外だし…声…とか…」
「めぐみが我慢すればいい。」
「するんじゃん!」
「ほら、しー。」
私はあわてて口に手をやった。
すると、安室さんのほうからすーっとこちらに寄ってきた。
「…っ!?」
さわさわと腰の辺りを撫でて引き寄せられる。
「なんのために露天風呂付きの部屋を予約したと思ってる。この為だろ。」
「…あ…」
ぺろりと首を舐められ、声が出てしまった。
私はすぐに下唇を噛んで、声が出てしまいそうになるのを我慢した。
パシャン、とお湯が跳ねる音がする。
「んっ…」
キスをされ、安室さんの舌が好き勝手私の中で暴れている。
服を着ている時には全然わからない、思った以上にある筋肉に手を添えた。
これだけの体を服の下に隠してるって一体どれだけの人が知ってるんだろうかーー…
私は安室さんの腹筋をそっと撫でた。
「…っ。なんだ、めぐみだって乗り気じゃないか。」
「…はぁっ」
キスから解放され、私は肩で息をした。
お酒と蒸気のせいで頭がぼーっとする。
引き寄せられ、安室さんの膝の上に座らされた。
ちゃぷちゃぷとお湯が揺れる。
ーー…熱い。
ーー…暑い。
私は安室さんの鎖骨の辺りに頭を預けた。