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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第91章 休暇 2


前の椅子に座る安室さんは優しい笑顔でじっと私を見ている。

「コータさんに家は…あっほらあの時だ。安室さんと喧嘩した時!『赤井さんの方が優しい』って言っちゃって!」

すると、安室さんはピキっと眉間に皺を寄せた。

「赤井の方が優しい?」
「いやそこじゃない!それにそのことは解決したよね?」
「いや訂正はしてない。」

…どんだけ根に持ってるんだ。

「1番優しいのは安室さんだよって伝えたつもり…だったんだけど。」
もう一度同じことを言わされるとなんだか恥ずかしい。

「赤井より僕の方が優しいってことか。」
「ぷっ。」

つい吹き出してしまって私は慌てて咳払いで誤魔化した。
どんだけ必死なんだろう。
赤井さんに対するライバル意識だろうか。
負けず嫌いだなー。

「私にとっては安室さんが1番だよ。」
「…。」

すると、途端満足気な表情になったので、私は笑いを堪えるのに必死だった。
赤井さんのことになるとどうしてこう子供っぽくなるんだろうか。

「それで、なんであの時高橋の家に?梓さんの家じゃなかったのか。」
「あの時、必死だったから…梓さんだと彼氏さんいるかもって思って、コータさんに泊めてもらうよう頼んだの。」
「まて、泊まったのか?」
「え?うん。部屋の端っこに。コータさんはずっとダメって言ってたんだけど無理言ったの。」

安室さんは盛大にため息をついた。

「男の家には…泊まりに行くな。頼むから。」
「…だって。コータさんも公安だったし安心でしょ?」

警察ってだけで安心できると思ってる。



「僕も公安で、君をホテルに連れ込んだんだが。」
「…。」

そう言えば最初はホテルに自然な流れで連れて行かれた気がする。

「あの時は謎の男が君の周りをチョロチョロしてて焦ってたからな。後々その時の男が赤井だとわかった瞬間の僕の気持ちがわかるか。」
…わかりません。
いつか二人が仲良くなる日はくるんだろうか。
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