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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第91章 休暇 2


ドリンクを飲み終わり、立ち上がるとまた別の仲居さんが来てくれて、笑顔で部屋まで案内してくれた。

歩きながら旅館の説明してくれたり、大浴場の場所や、料理の時間とかを教えてくれた。

「梅の間でございます。」

引き戸をカラカラと開けると純和風の雰囲気漂う下駄箱があった。
安室さんが入って靴を脱いでいくのを、私もついていく。

私達が部屋に入ると、仲居さんも一緒に入ってきて、テーブルにあるお茶を入れはじめた。



「わぁ、すごいお部屋。」

畳のお部屋で、真ん中に大きな木のローテーブル。
奥は縁側になっていて、障子が開いていて窓の向こうは日本庭園が見えた。
小さな人工滝も岩からでたりして、すごく雰囲気があった。


「写真で見てここがいいって思ったんだ。」
「すごい。本当にすごい。こんな部屋実在したんだ!」
「ははっ。ほらおいで。」
私の手を引いてさらに奥の部屋へと連れて来られた。

仲居さんをチラリと見るとお茶を入れたり、和菓子を並べたりしてくれていた。


「見て。」
「ん?あっ、これって露天風呂?」
「そ。ヒノキの露天風呂。」
「お部屋についてるの!?すごい!」

小さな仕切りだけの脱衣所で、安室さんは後ろから私の腰に手を回してきた。

「一緒に入ろうな。」
「…え?」
「一緒に入ろうな。」
「……ん?」

「一緒に入るからな。」
「……。」


私はにこっと笑うだけ笑って、仲居さんのほうに戻った。

一緒にシャワーを浴びたことはあるが…こんな露天風呂なんて…
緊張するに決まってる。
しかも…露天ってことは外だもんね…



「露天風呂はいかがでした?」
「すごくいいですね。楽しみです。」
「お湯は全て草津の温泉です。肌がすごくすべすべになりますよ。」
「へぇ。」

安室さんと仲居さんが話をしているのを、仲居さんが入れてくれたお茶を飲みながら眺めた。


「では、お約束の19時ごろにまたお食事をお部屋にお持ちいたします。」
「お願いします。」

食事もこのお部屋で食べるんだ。
すべてがわくわくと緊張で、出て行く仲居さんを見送って、少しだけやっと肩の力が抜けた気がした。
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