• テキストサイズ

そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第88章 あの時…


ご飯はすごく美味しかった。
私が幼馴染くんの味付けは最高だと褒めたら、安室さんは嬉しそうに笑ってくれた。
すごく優しい味付けだったし、白和は私好みに甘かった。



片付けも終え、お風呂も順番に入ったら、私たちは安室さんのパソコンで映画を見ようということになった。

「僕の部屋にテレビないからな…。」
「いいよ。スマホとパソコンあったらなんでもできるもんね。」

そう言う私だって部屋にテレビを置いていない。



いつもは夜遅かったり、すごく疲れてたりしたから、これだけゆっくりのんびり過ごすのは初めてだった。

畳のローテーブルにノートパソコンを置き、ベッドを背もたれに座る安室さん。
カチカチっと何か映画を探しているようだった。

その横で、座っていると「どれがいい?」っと聞かれたので、横から覗き込んだ。


「ほら、おいで。」
ぐっと、腰を引かれ、安室さんの足の間に座らされる。


…こんなの緊張しないわけがない。

耳元では安室さんの息遣い。
左右には長い脚。

どうしたらいいかわかんなくなって、正座をしてしまった。



「…正座なんかしてたら、高くて僕が見えないだろ。リラックスしろリラックス。」

くいっと後ろにもたれるよう引っ張られて、安室さんの胸に背中を預けた。


ドキドキドキドキーー…


「何がいい?」
「…ひっ」

耳元で話しかけられ、私は手で自分の耳を塞いだ。

「くくっ、意識するにはまだはやいぞ。それはまたあとで。」

…あとっ!?

「まだ手出さないから、…たぶん。先にゆっくり映画見よう。」

…まだっ!?
…たぶんっ!?



かぁぁっと熱くなる顔。
映画を集中して観れる自信がないっ!



それでも、せっかく安室さんがゆっくり二人で過ごそうとしてくれてるんだ、緊張ばっかりでゆっくりしないのはいけないと思って、私は勇気を出して、安室さんの胸に力を抜いて自分の背中をあずけていった。


/ 1084ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp