第83章 彼の仕事【二章】
暫くは安室さんが好きにポアロに来られるよう、私も朝からなるべくポアロに居るようにした。
朝、暫くするとコナンくんから電話があった。
……一応仕事中なんだけどなー。
『めぐみさん!あれから安室さんから連絡あった!?』
「うん、怪我してたけど、無事だったよ。教えてくれてありがとうね。」
『あれってやっぱりテロなの?』
「なんで私に聞くかな。知らないよ。」
『サミット前に爆発ってことは…ただの事故?』
「待って待って。本当に知らないの。私がどれだけ頭弱いか知らないな?そんなこと私に安室さんが言うと思う?」
『高木刑事にところ行ってみるよ』
「私よりは知ってると思うよ。」
『安室さんには会ったの?』
「ん?…まぁ、手当だけ。直ぐ仕事戻ったよ」
『やっぱり公安も動いてるんだね。』
「さぁ、どの仕事かしらないから。いっぱい案件抱えてるんじゃない?教えてもらえないもん。私がなにか口を滑らすと思ってるな?ほんっとーに知らないからね!知ってるのは背中のほくろの場所くらいかなっ!」
『んなっ!?』
「昨日シップ貼ったからね。…あれ?何焦ってるの?コナンくん?」
『じゃあねっ!』
ぶちっと電話を切るコナンくん。…可愛い高校生だ。
ちなみにケガしか見ていないからほくろの場所なんて知らない。
コナンくんと安室さんは協力し合うのかな…?
あの二人が手を組めば直ぐ解決しそうな気もするけど。
公安的にはそれは難しいのかな?
お昼頃梓さんと接客をしていると、裏口から安室さんが入ってきた。
「おはようございます。」
安室さんの様子を見た梓さんが目を開いた。
「安室さんっ!ひどい怪我!大丈夫ですか!?」
「えぇ、手当してくれた人がいるので、平気です。」
ロッカー前でエプロンを付けつつ、安室さんが言った。
そんな安室さんに私は近づいた。
「怪我もだけど、顔色も…ここにいる時くらい、ソファで休んでね?」
「うんうん!安室さん接客は私達に任せてくださいね!」
寝ていないのはいつものことだが、それより心労のほうが心配だった。
「大丈夫ですよ。ありがとうございます。」
安室さんはそういって、また笑うのだ。