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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第82章 彼の仕事【一章】


バイクを走らせる。

何度かいったから安室さんの家は覚えた。


本当は覚えるなって言われたんだけど、そんなの逆に無理だった。





バイクの音は煩いからアパートすこし離れたところからバイクを降り、手で押した。
一階の自転車置き場に置かせてもらい,荷物とヘルメットを抱え安室さんの部屋の前へーー。

インターホンを押す前にドアが開けられ安室さんが出てきた。


「…っ。」

ひどい怪我だ。

「バイク手前で止めてくれたんだな。」
「う、うん。煩いかなって。」
「助かる。」

そう言って家の中には言っていく降谷さんの後ろを追いかけた。


「…怪我っ病院行かなかったの?」
「行ったさ。その場にいた警察官全員な。人数が多いから、僕は大きな怪我だけ見てもらって帰ってきた。」

大人数だったんだ…。
頬の傷や、首にも…じゃあ、これよりもっとひどい傷が身体にあるってことか。



「手当、させて?」
「あぁ、頼む。」


畳の部屋に行き、あぐらで座った降谷さんは上のシャツをバサリと脱いだ。

あざがたくさんあるーー…

「爆発で、瓦礫が飛んで来たからな、切り傷といくより打撲が多いだろ。」
「…うん。」

それでもちいさな切り傷もある。

背中にまわり、アザに湿布を貼っていく。


「今回は東京サミット…だっけ?」
「あぁ。まだオープンする前の会場を公安で調査していた。各国の要人が集まるからな。」
「…テロ?」
「まだわからない。…謎が多すぎる。」
「…そっか。」

背中の大きなアザに、早く治るよう祈りを込めて手を添えた。

ーー大きな背中。

いったいいくつの事件を抱え、責任を負っているのか。


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