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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第80章 ばったりと


「めぐみ!おまえ…本当にタイミング悪いな…。」
「何…あれ誰。梓さんじゃん。もう梓さんそのものだったよ。」
「あー、誰かは言えない。」

私は耳からイヤホンを外しコータさんに返した。

「今日の潜入場所が近いから念のため補助に俺たちが回ってたんだが正解だった。まさか、めぐみがばったりくるとは。でも、めぐみでよかった。イヤホンとかすぐ気づいてくれたし。」
「…緊張で死ぬかと思った。」
「あの変装した女が来たのは降谷さんも想定外だったようだから、今きっとめぐみと榎本梓さんとポアロのシフトのことやらフォローいれてると思う。」
「…大変だ。」
「でも、めぐみが機転効かせて『マスターがお店に一人』って言ってくれたから少しは楽になってると思う。本当はお店には今榎本梓さんがいるんだろ?」
「うん、今一人で仕事してると思う。帰らなきゃ…」

私は震える手を押さえ、荷物を持ち直した。

「…めぐみ。ありがとうな。」
「え?」
「いや、降谷さんのこと。」
「どうしたの?急に。」
「あの人不器用じゃん?ひとりで全部背負い込むし。」
「…。」
「以前の降谷さんはなんか…生き急ぐというか、そんな感じに見えてたけど、めぐみと会ってからはすこし変わったというか。」
「そうなの?」
「そんなに大きな変化はないんだけど、いつもすげーから。ただ、そんなに無茶しなくなった…ような気がする。」

それは…変わったのか?

「俺らの前では超人しか出来ないような無茶振りしてくるし、鬼みたいな顔するし、ぜんぜん笑わないけど、たまーーーーーーーーーに、優しい目をするようになったのはきっとめぐみのこと考えてる時だと思う。」
たまにが長い…。

「これからも降谷さん、支えてやってほしい。」
「…何も出来ないけど、膝枕くらいならしてあげられる。」
「え、膝枕したことあんの?」
「あ。」
「まじで?」
「ふ、降谷さんに言っちゃだめだよ!」
「いえねーよ!殺されるわ!いやーまじかー。そっかー。」
にまにま笑うコータさん。


「俺はあの人が目標だから。いつかあの人みたいになって、公安を受け入れてくれる彼女作らないとな。めぐみみたいな。」
「がんばれ。」
「おん。」

送れなくてごめん、と言い、コータさんは走って離れていった。
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