第79章 花火
後ろからがっちりと腰を掴まれ、逃げられなかった。
うなじに舌が這いぞくぞくして身を捩った。
「やっ……」
耳の裏側もぴちゃりと舐められ力が抜け、腰に回っている安室さんの腕に手を添えた。
「ん…ここ……ポアロだってば…」
「あぁ。」
ぬちゃりと響く水音がダイレクトに耳に響き、声が押されられない。
「あっ…」
「裏の鍵は閉めてる。オモテもカーテンもブラインドも閉めてる。問題ない。」
…あるよっ!
仕事場だよ!
「…でもっ……ひゃっ!」
浴衣の脇の下の隙間…身八口(みやつくち)から、安室さんの指先が入ってきた。
「いいな、ここ。」
触りやすい。と、耳元でつぶやき、どんどん手をすすめていく。
「だ…だめっ……あっ」
すぐに胸に到達し、クリッといじられる。
「…っ…ふっ……やぁ……ぁ…」
誰もいない、ガランとした店内。
いつも働いているここでって思うと、必至で声を出さぬよう自分の手のひらで口を押さえた。
「浴衣は押さえてるから、胸の大きさがよくわかるな。仕事中見ないようにするので必死だったよ。」
クリクリと指先で弾かれ、摘まれ好き勝手され、私はカウンターに左手をついた。
右手は口を押さえ、必死で声を殺した。
「…っ……ん…」
「声抑えてるのか?いつまでがんばれるかな?」
親指と人差し指で先を摘まれながら、安室さんのもう片方の左手は浴衣の裾の隙間から入ってきた。
「だ…めぇ……っ」
つーーっと太ももの内側を上へ上へと撫で上げ、太ももを鷲掴みすると、足を開かせた。
バランスを崩し、私は両手をカウンターに手をついた。まるでお尻を安室さんに突き出しているようで、恥ずかしい。
左耳を犯され、右胸をいじられ、そしてーー…
「ひゃっあぁっ」
安室さんの左手が下着越しにくちゅりと触れた。
声が出てしまい、安室さんはニヤリと笑った。
「いい声だな。」
「やっ…」
再び手のひらで押さえるがもう遅い。
グリグリと下着越しにいじられ膝に力が入らなくなってきた。
「…っんーー…はっ…ぁ…」
「必死で声を抑えるめぐみもいいな。どうやって出してやろうかと思うよ。」