第71章 これが本当の
ブーっとわたしの携帯が鳴ると、梓さんからすぐそのサイトのURLが送られてきた。
「みてみて!」
「う、うん。ありがとう。」
携帯を持って、サイトをタップすると、出るわ出るわ色んなおもちゃ…もちろん大人が使うやつ。
…私は何を見せられているんだろう。
コスプレなどの服も売られているようだ。
「…凄いね。」
「ね!凄いでしょ!私はまず服から変えてみたよ!やっぱり服変えるだけで雰囲気ガラッと変わるよ!」
私は数日前の下着を思い出した。
…確かに。
紐を歯で解く降谷さんは死ぬほど色っぽかった。
「めぐみさーん、ちょっといいですか?」
梓さんと内容の濃い話をしていると、表で接客をしていた安室さんに呼ばれ、私は慌てて立ち上がった。
こんな話をしてるところをバレたら何を言われるか分かったもんじゃない。
「ごめんごめん、じゃあ、私帰るね!お疲れ様!」
「うん、お疲れ様。」
梓さんに手を振り、私は安室さんのところに向かった。
「すみません。お話中でした?」
「ううん、大丈夫。」
「どうやらトイレの電球が切れかけてるみたいなので、今から僕交換しますね。その間お店お願いしていいですか?」
「はい。あ、じゃあ裏から電球とってきます。」
「すみません。」
今まで高いところの交換とか私か梓さんが支え合いながら交換してたから、安室さんが来てくれて助かる。
裏からトイレの電球を取ってきて安室さんに手渡すと、椅子を片手にトイレへと向かった。
脚立じゃなくて椅子だけで天井に手が届くんだもんなー。
白いシャツを腕まくりして椅子に登っていく。
…カッコいい。
「めぐみさん。ずっと見てるじゃないっすか。」
「ひっ!いたの!?」
「ずっといましたよ!ひどいなー。」
タローに横から声をかけられ飛び跳ねた。
「あの安室さん確かにかっこいいっすもんね。なんか気に食わないっすけど。」
「え…あーうん。」
そうだ、彼氏設定だ。気をつけないと。