第65章 日常と非日常
梓さんが用意してくれた賄いのサンドイッチを食べながら、バックヤードで梓さんの話を聞いた。
「早いってホントに早いの!挿れてちょこちょこって動いたらもう終わりなの。」
「そっかー。」
梓さんはまじめに話してるんだから、私も真剣に聞かないとね。
「それが嫌ってわけじゃないんだけど…物足りないっていうか…」
物足りないんだな。
「好きな人だもんね。せっかくならもう少ししたいね。」
「そうなの!!ちょこっとキスとかして、挿れておしまい。みたいになってて…。」
「寂しいんだね。」
「…うん。めぐみちゃんはどう!?どんな感じなの!?」
「えぇ!?」
聞く!?そこ聞く!?
相手は同じ職場の安室さんって知ってて聞いちゃうの!?
私は梓さんに聞かれ先日のことが頭をよぎった。
手は手錠で縛られて、ベッドにくくりつけられ、にやにや笑う安室さん。
ペロリと濡れた指を舐める…意地悪な安室さん。
嫌がっても泣いても何度も何度もイカされて……
「あーーー!今思い出してたでしょ!」
「んなっ!!」
「顔赤い!絶対思い出してた!」
「、そんなことないっ!」
「…満足してるんだなー、めぐみちゃんは。さすが安室さん。やるわね。」
「ごほんっ。まぁ、私はいいの。じゃあさ、主導権握ってみたら?梓さんから色々やってあげるの。」
「えぇ!?…んー。」
「彼もあまり経験ないのかもしれない。梓さんか教えてあげたらいいんだよ。」
「うーん。」
どうするのか頭で考えているようだ。
「身体の相性って重要だよ。自分がしたいこと言ったほうがいいよ?」
「うん…言ってみる!めぐみちゃん!…めぐみちゃんは相性いいんだね。安室さんと。」
「も、もう!いいから!私たちは!!」