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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第63章 お疲れ様


エンジン音が響く車内。

黒いパーカーを着た安室さんを見つめた。
パーカーとか着てると本当に二十五歳くらい見えるな。
そんなことを考えた。


「あの…じゃあ、私から降谷さんに頼み事しても…いいですか?」
「どうぞ。」
「あの…車が着く前に………あの…」
「何?」

「えと……」
「うん。」



「キ…ス……しても…いいですか。」




キーーーーッとブレーキをかける安室さん。
「………危うく赤信号突っ切るところだった。」


自分がどれだけ大胆なことを言ってしまったかわかって、あわあわと自分の膝を見つめた。

安室さんもため息をつきながらハンドルに両腕を置き、顔を埋めている。

…照れてくれてる?



そしてハンドルに両腕を置いたまま、顔だけをこちらに向けた。

「どうぞ。」






少しだけ、こちらに身体を傾けてくれて微笑みながら待ってくれている。


わっ、イケメンっ!!

ち、ちかいっ!


まつ毛長い!

鼻高い!

いい匂い!


「おーい、はやく。信号変わる。」
「はっ!いや、まって!心の準備!」
「何の準備だよ。いくらでもしてきただろう。」
「私からはしたことない!」
「…たしかに。うん。ちょっとまって。」


安室さんはそう言って信号が変わるとぐるっとハンドルを回した。



そして、どこかレストランらしきひろーーい駐車場の端っこに車を停めた。


「ここなら。はい。どうぞ。」

エンジンを切って私を見つめる安室さん。


「やっぱりあのあらためて…別日に…」
「今日がいいんだろ?めぐみががんばったから。」
「うぅ…」



確かにそれが理由だ。

よくやったって言われて、大手柄だって褒められて、お疲れ様って言ってくれた。

嬉しかったーー…、ものすごく。


そしたら、やっぱりご褒美…欲しくなっちゃったーー。


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