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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第6章 研究


「夏目さん?」
道具を洗い終えた安室さんは手を拭きながら私の顔を覗き込んだ。

「すみません。少しぼーっとしてました。安室さんがあまりにカッコいいので。」
と、適当なことをいっておく。
「おや、久しぶりですね、そうやって言ってくれるのは。」


安室さんが洗い終えた道具を二人で拭いては片付けて行く。
安室さんがイケメンだ、とか、カッコいいとかいうのは心では何度も思ってはいても、梓さんみたいに直接相手に言う事は私はあまりしない。
梓さんみたいな天真爛漫な子とは違って、私みたいな地味で化粧気もなくクソ真面目キャラが、冗談以外でそんなこと言ってしまえば、俺に惚れてる…?って勘違いさせてしまいそうだから。




「今日の夜は探偵はお休みですか?」
「はい。あとは帰るだけです。」
「よかった。」
「え?」
「あ、探偵が嫌いってわけでは!ただ、安室さんよく、怪我してるから…」
「ああ、心配してくれてるんですか?」
バイト仲間として、それはするでしょう。
こんな短期間で何度安室さんを消毒したか!
救急箱の中は今や、いろんなサイズの絆創膏もそろえ、
私はネットで上手な包帯の巻き方をサーチしたほどだ。


「無茶はだめですよ?」
前と同じことを言って念押し。


エプロンをはずし、私はジャケットを羽織る。ジャケットに入った後ろ髪をサラリと出し、後ろを振り返ると間近に安室さんが立っていた。
「っっっ!?」
びっくりして後ろに一歩下がると自分のロッカーに背中をぶつけてしまった。

「コンタクトにしないんですか?」
「え?」

壁ドンをされているわけではない。
ただ前に安室さん立っているだけなのに。

なのに……!
なのに、何故か逃げられない!
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