第56章 作戦
ぞろぞろと入ってきた風見さん達と、これからのことを話すことになった。
「まず写真のリーダーは夏目めぐみ本人だ。期間限定の飾りのだがな。」
「あ、はじめまして。夏目めぐみです。」
「右から、香山、高橋、風見。彼らは警視庁の公安だ。外で会っても話しかけないように。」
「わかりました。無視は得意です。」
ペコリとお辞儀をすると3人とも私をじーっと観察するようにみてきた。
写真の私とあまりに雰囲気が違うからだろう。
「次の段階として、グループ『金色の夜明け』のメンバーであるタローとジローいう人物と会う。
そのときにこのめぐみと、女性捜査官のどちらがリーダーとして相応しいか全員で判断して、その決まったリーダーと共に会合に参加。」
「えっ、夏目さんもですか!?」
高橋さんが言った。
「あぁ、リーダーとはそれほど重要なのだ。そして、決まったリーダーと僕がバックにいる密輸組織の情報を会合で抜き取る。」
「いつ呼び出しましょうか?タローくん達。会合はあと5日後です。」
「早ければ早いほうがいい。風見。」
「はい。公安の女性捜査官ですね。」
「あぁ、動ける捜査官を何人か連れてきてくれ。メイク道具も持ってくるようにと。」
「わかりました。」
「私も仕事と被らなければいつでもです。仕事は梓さんに迷惑かけるかけたく無いので休みたく無いなぁ。」
「夜動けるようなら夜にしよう。」
「はーい。」
ブーっと携帯が震えて、みるとタローくんだった。
「安室さん、タローくん達今からでもいつでも大丈夫だそうです。」
「早いな…。なんて送ったんだ。」
「え?『集合』って送っただけ…だけど…。あいつらいつでも私の言うこと聞くから。どこでも飛んでくると思います。」
「……下僕か。」
「やだな。そこまでいかないよ。」
呆れたように私を見て、安室さんは暑くなったのか上着を脱いで椅子にかけた。