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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第56章 作戦


「じゃあ、風見さん達呼んでくる?」
安室さんは横の他の捜査官の机に座ってる。


「…いや。」
「?」
「もうちょっと、落ち着くまで待って。」
「…え。」
「めぐみはイッてもうおしまいかもしれないけど、僕のはまだなの。」
「…っ!勝手に安室さんが始めたんでしょ!ばか!」


コーヒーを飲みながら深呼吸している安室さん。
「えと…お手伝い…する?」
一回抜いてしまえば落ち着くかと思ってそう言うと、安室さんは首を振った。

「やめろ。余計立つ。めぐみは近づくな。…それに一回じゃおさまらない。」
「…。」


元気になってしまった息子さんを落ち着かせようと、安室さんは資料を手にした。
他のことを考えようという作戦らしい。

男の具合はよくわからない。邪魔はすまいと私も安室さんの机の資料に目をやった。
私の目に入るところにそんな重要なものは置いてないだろう。


「降谷…零?」
「ん?」
「いや、漢字初めて知った。」
「あぁ、そうか。」
「綺麗な名前だね。」
「…あぁ、ありがとう。」

すこし照れ臭そうにしている安室さんにバレないよう私はくすくすと笑った。










「それで。さっき言ってた『女性捜査官による』っていうのはどういう事だ?」
「うーん、自分でいうのも恥ずかしいんだけど、リーダーってそのグループみんなの憧れであり、尊重すべき存在なの。そこにいるだけで、空気が変わる…というかなんというか。」
「ほぅ。」
「グループメンバーがずらりと並んでいて、他の人がみても『あ、この人がリーダーだ』ってのがわかるくらい。」
「…めぐみがねー…」
「いや、私がそうなのかって言われると恥ずかしいんだけど…この写真は誰が撮ったの?」

資料にある私の写真を指差した。

「他の公安の捜査官だ。」
「どうしてこの写真を撮った人は私がリーダーだとわかったの?」
「…。」

「周りには沢山の男性メンバーがいた。別に私は特別な場所に立ってたわけでは無い。でも、女である私をリーダーって思った何かがあった。」
「今のめぐみには感じないが。」
「今はだって…ただのポアロの店員だもん…」
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