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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第49章 黒い夢【2章】


赤井さんに全てを聞いた。


言われた通り動かなくてはいけない。




じゃないと、安室さんも私もきっと始末されるし、赤井さんにも危険が及ぶだろう…。



薄暗くなってきた時間。

マスターの車が黒くてよかった…。



赤井さんを乗せ話を聞いた後、赤井さんはなんかライフルのようなものを持ってすでに出ていった。
私は言われた通り、倉庫が立ち並ぶ影に車を停めじっとしている。

もうすぐここを安室さんが通る筈らしい…。












来た。

周りを警戒しながら手首から血を流す、安室さんがーー…。




私は車を発進させ、彼の横につけた。


「乗って!」
「めぐみっ!何でここに…!」
「いいから早く!…いかなきゃいけない場所があるんでしょう?」
「…。」


怒った表情の安室さんが車に乗り込んだのを確認して、私は静かに車を発進させた。






「…赤井だな。」
「…はい。足が必要になるだろうからって。」
「僕が何を相手にしているのか知っているのか。」
「……あー…知りません。悪い人に連れて行かれたと。」

知ってるってことも、赤井さんから全部聞いたってことも、いま安室さんに伝えると、きっと怒ると思って私は嘘をついた。



「危険過ぎる…もし今の場面を見られたら…」
「赤井さんが引きつけてくれてます。どこに行けばいいですか?」
「僕が何を相手にしているのか、どういう状況なのか知りもしないのに来たのか。」
「…はい。どこに行けばいいですか?」


「いったい…何を考えて…」

「安室さん。この4日間、眠れませんでした。あなたが心配で。仕事も手につかなかった。何が起きたのかわからない。無事なのか怪我はしてないか、もしかして死んだりとか…ってまで考えました。
安室さんは心配させたくないから私に何も言わないのかもしれない。だけど…もう繋がりを持ってしまった。貴方を想ってしまった。貴方を知ってしまった…。それなら私は貴方の為なら何でもします。貴方に生きていて欲しいから。誰を使っても、どんな手を使ってでも…安室さん。生きて。」

「…死ぬ気なんてないさ。意地でも生きてやる。」


安室さんは大きなため息をついた。

「前と一緒だな。こうやって車で助けられた。」
「私のじゃないけどね。」

そう言って、ふふっと笑った。
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