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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第48章 黒い夢【1章】


組織で一緒に組んで、今は捜査官ってお互い知ってて…

なんで仲が悪いんだろう?



「今、安室さんは…?」
「必死に女の行方を探しているだろうな。」
「もう、組織にバレちゃったの?」
「いや、その女が組織に連絡をするか、組織の誰かに接触した時点でバレるだろうが今はまだそこまで行っていない筈だ。なんとしてでも止めないといけない。安室くんはもちろん、世界中のスパイが始末される可能性がある。」
「…。」
「めぐみ。組織について知ってることを教えてほしい。キュラソーのことは本当に知らないんだな。」
「知らない…私が知ってるのは、3人のお酒の名前と顔が数人知ってるくらい…」

いつのまにかどこかの河原の橋の下に停められた車。
暗闇の中、私たちは深刻な話をしていた。


「3人とは?」
「ジンとウォッカとベルモットくらい。それだけ…たったそれだけ。」
「…そうか。」
「ごめんなさい。」
「いや謝ることはない。時間があまりない。本国から他のFBIを送ってくる時間もないだろう。人が足りない今、事情を知るめぐみにはもしかしたら助けてもらうことになるかもしれない。」

「私なんか知恵もないし、力もないけれど、できることはやります。でも…組織の人には見られたくない。」
「組織はめぐみを知ってるのか。」
「…何人かに顔を覚えられてる。」
「わかった。俺も顔を見られるわけにはいかない身だ。」



ふぅーーっとタバコの煙を履いた瞬間、車の中で煙が充満した。


「遅くなったな。家まで送ろう。」
「…はい。安室さん…大丈夫でしょうか…」
「あれほどタフな男を俺は他に知らんよ。そのぶん厄介な相手だがな。まさか、めぐみに公安であることを話すとは思わなかったが。」


サイドブレーキを動かし、車は動き出した。

「安室さんからは何も教えてもらってません。私が勝手に気付いただけで。」
「気づかせたんだ。あの男が普通の女にバレるようなことはしない。無意識なのかは知らんが、君の前では普通の男でありたかったんだろう。」
「…。」

黙り込んでいると、運転中の赤井さんが小さく笑った。


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