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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第46章 電話


安室さんは立っている私の前に跪き、ペンを取りだし付けていたベルトに印をつけた。

そしてスルッとベルトをとって穴を開け始めた。


「僕の名前をどこで知った?」

電話であなたから直接聞いたと、言ってしまうと調べられてしまうし、赤井さんって誤魔化すとより仲悪くなりそうだ。


「そう呼ばれてるのをみてしまいました。スーツの男性と…。」
「…そうか。まぁ、めぐみの前ではあまり隠してなかった僕も悪いな。電話もしてたしな。」
「誰にも言ってないのでご安心ください。」
「めぐみの前だと…ついな。」


調節されたベルトを渡され、ウエストをグッと締め上げた。




くんくんと、肩の辺りを匂うと、安室さんは不服そうに眉を寄せた。
「ちゃんと洗ってる。」
「ううん、安室さんの匂いがするなって。」
「…そういうことを…また言う…」
「シャンプーも一緒だし、全身安室さんみたいだ。」
「…そういうとこだぞ!」
「えっ!?」

何か悪いことを言っただろうか。
謝ろうと顔を覗き込むと、ばふっと枕を顔に押し付けられた。

「見るな。馬鹿。」
「ふが、馬鹿って…」
「いいから、行くぞ。送ってく。」

確かにこの格好でここから歩くのは勇気がいる…
いままで家は教えたことが無かったが、この際仕方ない。





■□■□■□




チェックアウトを終え、安室さんの車に乗り込んだ。
今は帽子もメガネもないから、なんだかソワソワしてしまう。
ずっとつけていた分ないと落ち着かなかった。

「どこだ?」
「ポアロの近くなの。だから、とりあえずポアロ方面でもいいですか?」
「今からポアロの前に停めると梓さんに見られるから裏側にいくぞ?」
「それでいいです。」


目立つ安室さんの車からこんな格好の私が出てきたら、流石に言われる。
流石に恥ずかしいやつだ。


しばらく走っているとパーティー用の小さなバックの中の携帯が震えた。
見ると沖矢昴の文字。

いや、まて。赤井さんか?沖矢さん?いま出てもいいのだろうか。
画面を安室さんにみられるわけにはいかないと思って、電話を切ると、急いで連絡先の名前を消去した。

「誰からだ?」
「えっ!?と、登録してないひとだから…」
「赤井か。」
「あー…わかんないです。たぶん?」


私は誤魔化すのが下手くそなので、わからないを通すことにした。
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