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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第46章 電話


ホテルで朝明るくなって来るくらいの時間。
目を覚ますとベッドに一人で寝てた。


「ふ……、あ、安室さん?」

危ない。
呼んでしまうところだった。


汚れたシーツとベトベトの身体。
見渡しても部屋には私だけだった。


「……仕事かな?」

仕方ないと思いつつ、少し寂しい。


「いたたた…」

足の付け根、喉、ありとあらゆるところが痛い。
身体を引きずりながらシャワーを浴びた。

安室さんもすこし前に浴びたんだろう、シャワー室は使われた形跡があった。
同じシャンプーを使うんだと考えただけで、どきりとした。


下着をきて、髪の毛を乾かして……


「あ。」




服…ぼろぼろだ。
夜、安室さんがスリットのところから引き裂かれたからだ。



「めぐみ。」
「ぎゃああぁぁぁ!」
「びっくりした。」
「…こっちのセリフだよ!もう出ていったのかと思ってたから…」

はぁはぁと息が荒れる。
後ろから洗面所に顔を出したのは安室さんだった。


「黙っていくわけないだろ。これ。」
差し出されたのは白いTシャツにジーパン。
安室さんがよくきている服だ。


「?」
「朝早くてどこもまだ開いてなくて。僕の車にいれてた予備の服だ。」
「え?私が着るの?」
「あぁ。でかいだろうが、車から家までの間だけ。」


破いたことを少しは悪いと思ってるいるらしく、申し訳なさそうにしている。


安室さんの服だ…。

上はまぁ、着れなくはなかった。
少しはオーバーサイズ気味にきていると思えば逆におしゃれっぽい。
問題は下だ。

一応足を通してみたけれど…
長い…。

くるくるくるくるくるくる。
何回まけばいいんだろう。
足首に重りをしているみたいだ。

ウエストもぶかぶかで止めていてもズレそうだ。

「僕のベルトしてみるか。」
見かねて安室さんが自分のベルトをはずしてくれた。


「穴が…足りない。」
「仕方ない。穴を増やそう。」
「えっ無理やり開けちゃうの?」
「また買えばいい。」
「…なんかごめんなさい。」
「いや、僕が悪いから。」

「そうだよ。私、悪くないっ」
「いや、そもそもめぐみがあんな格好でパーティーになんか行くから。」
「え!?そこ!?」

どう考えても破るのが悪いに決まってる!!
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