第41章 パーティー再び
身なりを整えて、髪留めはアップした髪の毛に有希子さんが落ちないようカッチリと付けてくれた。
「今日めぐみと同行するのはキャメルという捜査官だ。常に彼と共に歩いてくれ。」
そういうと、後ろからガタイのいい男性が現れた。
「はじめまして、アンドレ・キャメルです。」
「はじめましてっ!」
お互いにへこへこと頭を下げる。
「俺は近くで監視して、指示を出す。というか、めぐみは特に何もしなくていい。」
「わかりました。」
「このパーティーには同行者が必要でな。もう一人の女性捜査官は別のパーティー会場に行く予定なんだ。
人手が足りなくてめぐみにはきてもらった。ただ、キャメルの横を歩いてくれるだけでいい。ただし。何も口にするな。飲むふりはしてくれて構わない。」
「はい。わかりました。」
緊張していたが、ただこのガタイのいい男性の横を歩くだけと言われて、少し気が楽になった。
キャメルさんの運転する車に乗り込み、会場へと向かう。
赤井さんは別ルートから会場に潜入するようだ。
「めぐみさん…とお呼びしていいですか?」
「はいっ!キャメルさんでしたよね?よろしくお願いします。何もできない素人ですが…」
「いや、赤井さんがお願いするような女性だ。頼もしいですよ。」
「皆さんFBIなのに日本語お上手ですよね!」
「こちらで捜査するには必要なので…。ところで、赤井さんとはいつからお付き合いを…?」
「…えっ!?お付き合い!?してません!え!?赤井さんがそう言ったんですか!?」
「いえ!赤井さんはなにも…!ただあの赤井さんが一般の女性に自分の正体を明かすくらいなのでそうなのかと。つい最近まで私達にも生きていることを隠していたくらいですからね。」
「そう…なんですね。」
「今日は私から離れないようにお願いします。組織のメンバーらしき人物の近くを歩く可能性もありますから。」
「はい。離れませんっ!」
車が到着して、彼のエスコートで降りるとキャメルさんの腕に手を回して会場内へと入った。