第41章 パーティー再び
会場内は以前行われた園子ちゃんのお母様の誕生日パーティーとはまた全然違った雰囲気だった。
年齢層はやや高めで、セクシーな女性も多く大人な雰囲気だ。
お金持ちの集まりって感じ…
情報交換やお金のやり取り、いけないこともやってるんだろうなって素人ながらそう思った。
「めぐみさん、すこし動きます。不自然じゃないよう何か飲み物のグラスを持ってください。」
「はい。」
緊張した表情は出さないようににこやかにキャメルさんを見上げ、私はボーイさんからスパークリングワインを受け取った。
キャメルさんと適当に談笑しながら、不自然じゃないようゆっくりと歩く。
聞こえて来る会話はすべて英語だ。
…何言ってるのか全然わかんない。
話しかけられてもすべてキャメルさんが応じてくれた。
私はお人形みたいに、とりあえずにこにこ笑っといた。
しばらくそうしていると、キャメルさんは急にとまり私に立ち位置を指定してきたので、そちらに背を向けじっと立った。
後ろにいる人達の会話を私の髪留めから赤井さんが聞いているんだろう。
英語で何言ってるのかもちろんわからない。
数分間そこに立っていたが、しばらくするとキャメルさんに手を引かれ会場を後にした。
「…?終わりですか?」
あっけなく感じた。
本当にウロウロとキャメルさんと歩いてパーティーの雰囲気を楽しんでただけだ。
「はい。目立たぬよう会場をでます。」
さっきとは打って変わってキャメルさんの表情は真剣だ。
私には聞き取れなかったが、何か聞いたのかもしれない。
二人で歩いてすこし離れた駐車場に戻ってきた。
そこには赤井さんが立っていた。
「ご苦労だったな。キャメル。かえっていいぞ。また連絡する。」
「はい。お疲れ様でした。」
…え。キャメルさん帰るの?
ふわっと優しく私に微笑むと、キャメルさんは乗ってきた車に乗ってる駐車場から出て行った。
ーーー…置いてかないで。