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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第36章 目隠し


どうしよう。
彼が何を言っているのかぜんぜんわからない。
こんな時、あんなに沢山いる探偵の一人くらいいたら何かしら掴んでいるんだろうが、私の頭じゃ無理だ。

私を含めて4人の人質がいるの?
…順番って何だろう。
死ぬ順番?
でも解放された人もいるって…。

「一人解放されて一人は死んだ…今三人目ってことですよね?次は私ですか?」
「あぁ。」
「何をしたらいい?私は生きたい。だから協力したい。」
「…。スマホ画面の文章を交渉相手に読み聞かせるだけだ。他のことは話さず俺らのことも絶対話さない。二人目は俺らの特徴を話そうとして殺された。」
「…わかりました。それだけならできます。」



…殺された。
『殺した』という表現じゃなくて『された』と言った。
この人だけじゃないんだ。
この人は主犯じゃない。きっと。

ここでわたしが何かしようとしたところで何も出来ないだろうな…

この人たちの目的がわからない以上、大人しくいうことを聞こう。
もしかしたら途中でコナンくんたちの誰かが助けてくれるかもしれない。



「スマホ画面を相手に読み上げる…ふぅ…誰を相手すればいいんですか?」
「公安だ。」
「…?こーあん?コーアンさん?」
「…馬鹿か。」
「えっ。」


誘拐犯に馬鹿にされた。


「世間知らずの嬢ちゃんか。まぁ、そのくらいの方が扱いやすい。公安はある組織だよ。」
「…あ。ニュースで聞いたことある、公安取引委員会とか…!」
「…馬鹿か。」
「2回目…」


2回も馬鹿にされた。

「公安は警察だよ。警察。」
「…へぇ。」

なんで公安って言い方なんだろ?
あー、あれかな?警察でも『刑事』『スワット』とかあるからそれと同じ感じの『公安』って言い方の仕事があるのかな。

「公安ってのは、テロ組織とかそういったものを相手にしてんだよ。」
「あ、じゃあお兄さんはそのテロ組織さん?」
「…あ。」
「大丈夫。別にそれだけ聞いたところで私は何もできないよ。」

目隠しをされてて全然みえないし、見えたところでどうしようもない。

少し話をするにつれ、お兄さんの声色も和らいできた気がした。


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