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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第34章 遠ざかる


少し私と話をした後、安室さんはみんなの元に戻っていった。


そう言えば初めて見る女の子が居たな。
話はしなかったけれど、あの子は誰だろうか。

目が…見たことありそうな女の子だった。
はて…誰かに似てる?










かんがえながらパソコンをしていると、また安室さんがきてパソコンの横に立った。

「めぐみさん、すみません。このあとコナンくん達とすこし出てきてもいいですか?」
「いいですよ。」
「さっきのギターの件でちょっと気になる事があって…。」
「ギター安室さんが弾いてるの少し聞きましたよー。本当安室さんって何でもできるからびっくり。」
「何でもってわけじゃ…昔教わったんですよ。」

少し照れたように頭に手をやる安室さんを見送ろうと私は立ち上がった。

「気をつけてね?」

コナンくん達と出かけるって事は……うん、十中八九事件に巻き込まれるだろう。


安室さんは微笑みながら私の頬に手を伸ばしたが、私はついその手をバシッと振り払ってしまった。


「…?めぐみさん?」
「あっ……ごめっ…!」
「何かありました?」


何かーー…


私は昨日の赤井さんを思い出して、ドクンとした。


「…いえっ、何も…」


急に胸元の赤井さんに付けられたシルシがチクチクと痛み始めたような気がした。


「何も…?汗がすごいですよ?」
「そうですか?あ、ほら。コナンくん達待ってますよ。いってらっしゃい。」

「……。」


私をじっと見つめる目から逃れたくて私は安室さんを取り抜けコナンくん達のところに向かおうとした。


ぐいっ


「っ!きゃ」

手首を引かれ、バックヤード内のカウンターに押しつけられた。

「めぐみ?」
低く小さな声で耳元で名前を呼ばれた。
「…っ」
「何かあったんだろう。」
「…何もっ」
「……嘘が下手だ。今にも泣きそうだぞ。」

私はふるふるっと首を振った。


言えるはずがない。



昨日赤井さんと寝ただなんて。

さっきまで一緒にいただなんてーー…。

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