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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第34章 遠ざかる


午後からシフトが入っていた為、私はポアロの裏口を開けた。


その瞬間聞こえてきたのは何かの楽器の音だった。


「ん?ギター?」



お店でお客さんが弾いてるのだろうか?

エプロンを付け、そっと覗くと弾いていたのは安室さんだった。


…仕事中になにをしてる。うまいけども!




見ると、蘭ちゃんと園子ちゃん、コナンくんに……誰だろう。
同じ制服ってことはお友達?だろうか、女の子が一人いた。

その隣の席にはバンドマンらしい男たち。


揉めてる?






「ちょっと顔が良くて、ちょっと弾けるからっていい気になりやがって!店員のくせに!」




「きゃっ!」と、叫ぶのは園子ちゃん。

一人のバンドマンらしき男が安室さんにガン垂れてる。


おーおー、安室さんとコナンくんと空手少女蘭様の前で………
お疲れ様です。
ご愁傷様です。
どんまい。


ボールでやられるか、安室さんのパンチでやられるか、蘭ちゃんのキックでやられるか。

さすがに麻酔銃はないな、うん。

そっとのぞいて見ていると、安室さんはにこにこと男性の手を取っている。


「でしゃばってすみませんでした。ここは穏便にすませましょう?ね?今回はサービスしておきますから。」

…大人の対応だ。

「ちっ!おめーみたいな優男嫌いなんだよ!」

ガンッと蹴っ飛ばした拍子に、机にあったコーヒーカップが一つ落ちて割れてしまった。


流石にそれは見逃せなかったようで、蘭ちゃんや他の人はもちろん安室さんも帰るように促し始めた。




私は怪我をしてはいけないと思って、箒とちりとりをもってみんなの元に行った。






「なんだよ!この女が偉そうなこというからだろうが!なんで俺が責められて帰らなきゃいけねぇんだよ!」

男は園子ちゃんを指差して怒鳴り散らした。
園子ちゃんはびくっとして涙目になってしまっている。

安室さんは二人の間に立って場をおさめようとしていた。

「すみません、そろそろ営業妨害ですのでお帰りください。…ね?」

ね?の圧力がすごい。

しかし男は熱くなっているのかなかなか帰らない。
むしろ仲間の方が落ち着くようになだめ始めた。

「おい、そろそろやめとけってこんなところ出ようぜ?な?」


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