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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第27章 再びあの家へ


赤井さんは話してくれた。
黒の組織の事は言わなかったけれど、死んだフリをしなくてはならない事も、そのために沖矢昴として生きていなければいけない事も、未だとある組織壊滅のためFBIとして捜査している事も。

それを聞いて安心した。

昔、黒の組織に潜入捜査をしていたという事は、その時の怖い顔の描写を私は記憶しているのだろう。





「すごいですね…。」
「…」
「正体を隠しながら、変装しながらも逃げずにずっと戦い続けるって…すごい…。」

…私はせいぜい逃げるだけだ。何か情報が無いかとバーで聞き耳をたてる程度。




「でも、なんで私にそんな大事なことを?」
コーヒーをテーブルに戻し、横でカウンターにもたれて立っている赤井さんを見上げた。

「…なんども言っただろう。君に興味があると。」
「…興味……?」

もしかして、五年前わたしが黒の組織の中心に現れたことを潜入してて知っているのだろうか。
その時赤井さんもいたのだろうか。




「あの男からの『受けて立つ』という言伝を聞いた時、このままだとフェアじゃ無いと思ってな。」
「…え?そっち!?」
「そっちとは?」
「私から安室さんの情報を聞き出したいのかと思って…!」
「ほぉー。安室くん。やはりあのシルシの相手は安室くんだったか。」
「え!?…あっ!!」

そう言えば名前は出したことがなかった!

「彼の情報……うむ、やはりキミは彼が何かあると気付いているんだな?」
「…だって…コナンくんが色々安室さんのこと聞いてくるし…悪い人だとか…そんなことも言ってたし…」
「悪い人…君はどう思う。」

緑の瞳に見つめられ、私はコーヒーに視線を戻した。



「私は喫茶店での彼しか知りません。接客態度や仕事に対する姿勢を見ても、悪い人とはあまり思えないです。それに、コナンくんや近くの人が困ってたりすると、全力で助けてくれる人です。」


コナンくん達がトラックの荷台に閉じ込められた時も、梓さんが三毛猫の大尉のことでお店で困ってる時も、彼は助けた。



「うむ。俺としても彼はもしかしたらこちら側の人間かもしれないと思っている。もし何かすることがあれば君に協力を求めるかもしれない。」


…こちら側?


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