第27章 再びあの家へ
コナンくんの言葉をダイレクトで耳で聞き、わたしは顔が熱くなるのがわかった。
「お、おおお…それは…えぇ…?実は貴方コナンくんの声で違う人が私を騙そうとしてない!?」
「なんでだよ。大丈夫僕は本人だよ。」
「だって、現に昴さんだって声違うし…。」
というか、私がコナンくんの言葉を聞いたら信じると思っているのか!
そんなに元々仲良くなかったし、小学一年生の言葉を信用しろという方が無理だろう!
「あの人は僕が本当に、信用してる人のうちの一人だよ。だからこそ、新一兄ちゃんも家を預けているんだと思う。」
「……私は?そんな大事なことを話してもいいくらい信用してくれてるの?大丈夫?」
「…僕はわからない。電話で最初は話さない方がいいって説得したんだ。めぐみさんは…そのポアロの店員さんだし…でも、赤井さんがめぐみさんは信用できる。全てを話すって。」
「…なんでだろ……わたし何の役にも…」
「何かしてもらいたいわけじゃないと思うよ。多分本当に赤井さんはめぐみさんこと……」
「わー!まって!だめ!!聞きたくない!わかった!ちゃんと本人から事情をきくから!」
「…そう。」
「遅くに電話ごめんなさい!子供はもう寝てくださいっ!ありがとうっ!!」
「ははっ、めぐみさんって面白いんだね。今度ポアロで色々話そうね。」
「いやだ!」
バッサリ切り捨てると私は通話終了ボタンを連打した?
「終わったか?」
私に近づき、手から携帯を取ると、私を見下ろした。
深い緑の目だ。
そうだ、この目は前も見た。
こうも口調も声も変わられるとぜんぜん別人のようでまだ受け入れられない。
なんで、安室さんといい、この人といい口調がコロコロ変えられるんだろうか。
あ、私もか。
コナンくんとの会話を思い出し、私は昴さんの目を見ることはできなかった。
「この状態であまり外を歩きたくない、すまないが、黙ってついてきてくれ。」
「…はい。」
宣言通り、昴さんは声を発することなくどんどん歩いていく。
私も素直に彼についていった。