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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第25章 猫ちゃん


「私が元レディースとか絶対言わないでくださいよっ!」
「はいはい。」
「もし言ったら私も安室さんの裏の顔バラしますから!」
「ほぉー。僕に取引を?」

ボーイさんが持ってきてくれた綺麗な朝食を食べながら、私は安室さんにそう言った。

「僕の裏の顔とは?」
「梓さんに見せてない顔ですよ。」
「例えば?」
「俺様で、ドSで、にやにや笑って意地悪して、それから…」
「それから?」
「まって…こんなこと梓さんに言えない。」
「くくっ。」

こんなこと言ったら、惚気話だと揶揄われるに決まってる。


「確かにめぐみにしか見せてない顔だな。頼むから黙っててくれよ。」
「…はい。」

なんかまた言いくるめられた感が否まない。
無性に腹が立って私はお皿のベーコンエッグにフォークを突き刺した。










「それで、雑誌の取材のことなんだが…。」
「今週は私と梓さんでシフト入るので、安室さんはいいです。」
「いいのか?」
「とりあえず、怪我を治すこと。立ち仕事はキツイですから。」
「…すまない。」
「私も大尉と仲良くならないとなぁ。猫ちゃん好きなんです。」

私が雑誌に載ることは出来ないけれど、大尉の機嫌を取ったり、梓さんのサポートに回ることは出来るだろう。




「8時からならそろそろ行かないと。」
「そうですね。帰って着替えたい。どこか近くまで送りましょうか?」
「いや、大丈夫だ。めぐみはそのまま駐車場にいってくれて構わない。別々に出よう。」
「はーい。」


食べ終わった私たちは、身なりを整え、ここを立つ準備をした。

「めぐみ…?」
「はい?」
「ごめんな、巻き込んで。」
「…?安室さんがいつもどれだけ大変なことをしてるのか、知ることができたから。」
「………。」
「それに、一緒にいるところは見られてないから大丈夫。心配してくれてありがとう。」

眉を寄せ、ツラそうな表情の安室さんに近づき、頭を撫でた。

安室さんはその手を取り、引き寄せると優しく私を抱きしめた。
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