第24章 秘密
「いたたっ。何するんですか。」
「…別に。」
「めぐみさんは怒らせると怖いですからね。女性にうるせぇなんて言われのは初めてですよ。」
先程の車の中でのことを言われ、私は慌てた。
「いや!やめて!それこそ忘れて!安室さんの外国人のあだ名よりダメ!」
「そんなわけないでしょう。いったい学生時代何してたんですか。」
呆れたように言われ、私は俯きぽそっと呟いた。
「……レディースの頭…。」
とたん、安室さんは吹き出した。
「あっははは!めぐみさんが!ダッサい格好してまじめにパソコンばっかりしてるめぐみさんが!しかも、リーダー!」
「…おい。」
自分の怪我をしてない方の足をバンバン叩きながら高笑いする安室さんをしばきたくなった。
「ホント、あんなことがあったのにこんなに笑えるなんてめぐみさんにしかできないよ。やっぱり貴方は最高だ。」
「…何もしてないんだけど…あれ?馬鹿にされてる?」
「まさか。包帯ありがとうございました。めぐみさんも少し汚れてるでしょう。シャワーどうぞ。」
「そんなに汚れてるかな?」
「…こことか。」
安室さんは私のスカートをぺらっとまくった。
「んなっ!」
「僕に馬乗りになりましたからね。太ももに僕の血が…。」
「言えばいいでしょう!」
私はスカートを急いで戻し、睨みつけると慌ててシャワー室に駆け込んだ。
安室さんが使った後のシャワーってだけで、なんだか緊張する。とてもいい匂いが充満していた。
なにも持ってしていなかったが、ホテルのアメニティは充実していたため、化粧水などは助かった。
下着などの着替えは仕方ない。
明日朝家に帰ってもう一度着替えるしかないだろう。
服を着て、安室さんのところに戻ると、ちょうど通話が終わるところだった。
誰かと話をしていたのだろうか。こんな時間でもまだ仕事か…。
「安室さんっていつ寝てるんですか?」
「…?」
「いや、ちょっと心配になっただけ…」
「大丈夫。寝れる時に寝てますよ?いや、でもめぐみさんの膝枕。あれは気持ちよかったなー。あれなら今寝れそうな気がします。」
「.ひ、ひざまくら…」
確かにあの時ゆっくり休んでいたような気がする…。
恥ずかしいアレをもう一度…?