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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第19章 謝罪


それから私達はお互いのことを色々聞いた。
前のお酒の席ではあまり話ができなかったから。

「へー、昴さんは読書けっこうされるんですね。やっぱり大学院生ってすごい。」
「めぐみさんは読まれないんですか?」
「そうですね、たまにスマホで読んだりするくらいで本を実際に手にとって読むことは全然しなくなりました。」
「休みの日は何をされてるんですか?」


休み…わたし何してるんだろう。
隠れた生活のせいで、家から出る事もないし、すぐ逃げられるよう家にはほとんど何も置いてない。

「映画をたまに見にいったり…」

と言っても、こちらの世界に来て5年、二回しかいってないのだが。

「まとめて買い物したり、スマホで動画見たりとか…つまんない生活してます。でも、楽しいですよ。昴さんは?」
「趣味同様、読書ばかりですよ。映画もたまに見ますね。最近は料理もしてみたりしています。」
「料理!いいですね。男性って凝り始めるととことん追及するイメージあります。」
「いえいえ、今まで全然してこなかったので、まだまだそこまでいきません。」
「今度食べてみたいかも。」
「おや、それはどちらかの家にいこうというお誘いですか?」
「…社交辞令です。ごめんなさい。」
「期待したのですが。」


「ほ、本はどんなものを読むんですか?」
話を変えたくて、慌てて話題を変えたが、昴さんは膝を組み直して私をじっとみていた。
どきりとする。
大学院生って言ったけど、いったいいくつなんだろうか。
年下…という雰囲気では無さそうだけど、すごく大人っぽい。
安室さんとはまた違った色気だ。


「そうですね、ミステリー小説とか好きですよ。」
「へぇー、読んだ事ないです。」
「読んでみますか?お貸ししますよ。」
「い、家には行きませんっ。」
「そういう意味で言ったわけではありませんよ。」

昴さんはからかうように笑った。
恥ずかしい。いま絶対顔がまた赤くなってる気がする。

「純粋にめぐみさんにミステリー小説の面白さを知って欲しかっただけですよ。」
「…うぅっ。からかわないでください。そうでなくても私から無理矢理キスしてしまって気まずいんですから…」
「気まずいですか?ならもう一度覚えてる時にキスしたらどうでしょう。」
「余計気まずいっ!」

今度こそ昴さんは声を上げて笑った。
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