• テキストサイズ

そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第15章 お酒


よたよたと歩くめぐみは陽気そうにしている。

「さぁ、どうなるんだ?」

背の差がありすぎて歩きづらい。
ホテルでチェックインを済ませエレベーターに乗り込んだ。

「ふふっ、ひーみーつーあとで教えてあげるっ」

そう言いながらすりっとめぐみを支えていた腕に頬を寄せた。

「…。」







パーティー会場で見かけた時、美しいと思った。
ただそれだけだった。
他の男性と踊るときの微笑み、グラスを傾ける妖艶さ、触れたいと思った。

沖矢昴として過ごし、限られた範囲で過ごす。
男だし、たまるものもたまる。
最初はその辺で引っ掛けた女で済ませればそれでよかった。


めぐみ、君と踊るまで。











部屋に入り、ソファにめぐみを座らせた。

なにやら訳のわからないことをずっと話している。
この状態の彼女を抱いてもいいものか。

「ふぅ。」
どうしたものかとソファに座る彼女を見下ろした。

「ねぇ、ここ座って。」
めぐみはへらへらと笑いながら自分の横をぽんぽんと叩いた。

本当に、彼女はどの顔が本物だというのか。
パーティーの次に駅で出会った時は服装、メガネ、表情、全て変わっていた。
ビクビクとしていて、俺への警戒も凄かった。
しかし傘で追い詰めたときの目や仕草は唆られるものがあり、やはりめぐみはめぐみだった。



「ねぇ…はやく」
「…。」

わざとやっているのか、俺は彼女の横に腰掛けた。

「ではではぁ、先程の問題をもーいちど!日本酒を飲んだ私はどーなるでしょーーーか!」

俺の膝に手をかけ、下から俺を覗き込むようにめぐみは言った。
「さぁ、どうなるんだ。」
同じように答えた。
すると、めぐみはぐぐっと俺に距離を詰め、首に手を回すと唇を寄せてきた。


「んーー。」

ちゅっと音を立てて離れた。
子供のようなキスだ。

めぐみの腰に手を回し、ソファから落ちぬよう支えてやる。

「せーかいは、キスいっぱいしちゃう!でした」

…キス魔か。
しかし、これはこれで…。

ぐっと、めぐみの腰を引き寄せた。
/ 1084ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp