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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第143章 日本を愛する貴方へ


神酒を飲む『誓杯の儀』が終われば次は指輪の交換だ。

本当は誓いの言葉を新郎に言ってもらうのだが、私はもう以前に私のためだけに誓ってもらっている。

あれ以上の言葉はないくらいの誓いを。



なので、風見さんに頼んでそこは省略してもらった。



「では、指輪の交換を行います。」

雅楽が流れる中、巫女が三方(さんぼう)に赤い布をかけその上に指輪を二つ並べ私たちの前に持ってきてくれた。


降谷さんは小さい方の指輪を手に取り、私の左手薬指にそっとつけてくれた。

私も指輪を手にすると、降谷さんの左手の薬指にゆっくり進めた。

「…サイズ直したんだな。」
「うん。いつまでも人差し指じゃね。」

ふふっと笑って見上げると、降谷さんも優しい顔で私を見つめてくれた。

ゆっくりと手を離し、再び前を見ると、神主が儀が滞りなく終わったことを告げ、簡単な式が終了した。


神主は優しく微笑み、「今日はこの庭園を開放いたしますので、好きにしてくださっていいですからね。」と、言ってくれた。

彼は公国の職員さんだった。


コナンくん達も立ち上がり、私のところに来てくれた。
他の人たちも、それぞれ立ち上がり、日頃の仕事のことも忘れて今の時間を楽しむように歓談を始めた。



「やっぱり安室さんにはすぐバレちゃったね。」
「指輪交換の時に驚かそうと思ったのにねー。」
「僕だけが知らなかったのか?」
「だって、零さんへのプレゼントだから。ねねっ、くるっと回って?」


私が選んだ和装だ。

零さんには是非着てもらいたかった純和風の服。


「カッコいい。よく似合ってる。」
「めぐみも。ーー…本当に綺麗だ。」
「頑張って着飾った甲斐があった。…零さんみんなに挨拶に行こ。」
「あぁ。」
「コナンくんも来てくれて本当にありがとうね。」
「ううん、本当におめでとう。」


歩き慣れない草履に、打掛を少し持ち上げ、私は黒田さんのところに進んだ。


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